2026年 01月 27日
「海への恩返し」と、私たちの無自覚。
1月13日の投稿でも触れた、映画「プラスチックの海」を鑑賞してきました。
本作が製作されたのは2016年。当時の環境ドキュメンタリーは、「目を覆いたくなるような惨状を広く伝えなければ」という強い危機感と、解決策を模索する試行錯誤が混在していた時期だったように感じます。
本作も全編を通し、地球上のあらゆる海がプラスチックに汚染されている事実を突きつけてきます。画面越しに自発的な改善を呼びかけるものの、それに対する社会の反応はどこか鈍い。そんな現実に落胆しつつも、それを必死に堪えて「次世代に少しでも良い環境を残したい」と奔走する姿には、観ていてやるせない思いが募りました。
監督を務めたのは、幼い頃から海に魅せられ、「大人になったら海に恩返しをしたい」という純粋な想いを抱き続けてきた一人の女性。彼女の情熱が、この作品を動かす原動力となっています。特に、最後に残されたこの言葉が深く心に刺さりました。
「生き物たちは、環境を壊さないように生きている。その自覚がないのは人間だけだ」
私たちが「便利さ」の裏側で何を失っているのか。あらためて立ち止まって考えるきっかけをくれる一作です。
by AKIO_TAKE
| 2026-01-27 21:58
| movie


