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2015年 08月 30日 ( 1 )

資源の枯渇に備えて

増加する世界人口に対して減少していく日本の人口。こうした動態変化に伴い、資源消費や市場の重心は欧米からアジア、アフリカへと、その軸足を移していきます。

かつての日本がそうであったように、アジア、アフリカでもライフスタイルの豊かさを象徴する電化製品の生産は今後も順調に増加していくものと予想されています。この流れは資源に乏しい日本にとって、資源の調達が困難になっていくということになります。いままで海外から資源を輸入して物をつくり、世界各国へと輸出してきましたが、これからアジア・アフリカでの生産が増えると、日本への資源の輸出に規制が掛かってくることになります。このような状態を「環境制約」と言いますが、こうした規制は強くなるはずです。

となれば、日本国内で資源の調達を回復させなければなりません。生産技術の向上により、資源の使用量はかつてほど必要とはしませんが、それでも環境制約が想定されるわけですからリサイクル産業は今後も成長すると予想される分野の一つとしてとらえても差し支えないかもしれません。

ただそれが、これからも従来のリサイクル業者の手に委ねられるかどうかは別の話。現行の廃棄物処理、リサイクルに関する法律は各省庁の意向が反映された縦割り的なものです。この現状に横串が差しこまれて、直ちに風通しが良くなるとは思えません。それでも国内から発生する資源のロスを限りなくゼロにして有効活用をはかっていくことになる訳ですから、資源の発生から集め方に関しての在り様には相当の変貌があるだろうと思っています。

「ごみゼロ」の時代は終わり、「資源ロス ゼロ」にどれだけ貢献できるかでしょうね。

そんな予測したとき、既存のリサイクル業者は、いま何をしておくべきなのか。既存業者の大半は中小零細企業です。これまで、資源の有効活用役を担ってきたのは紛れもなく既存のリサイクル業者です。戦後の長きに亘って、商いを続け来られたのは何故か。

家族的経営故、マニュアル化されない仕事の在り方がノウハウであり、また、その在り方が零細化を余儀なくしているのも事実。所謂「無形の強み」で、これまで踏ん張ってきた・・・これから、この「無形の強み」をさらにパワーアップさせるのか、それとも捨て去り、新たな強みをつくるのか、はたまたハイブリット化を探るのか。

あと1~2年の内に、その道筋を鮮明にする必要に迫られています。しばらく、この道筋の整備サポートに尽力することになりそうです。
by AKIO_TAKE | 2015-08-30 23:22 | work