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2017年 10月 31日 ( 1 )

徹底するほど

2015年度に全国で新規に設置された台数は24,343台、保守台数は724,854台(※)のエレベーター。このエレベータの扉が突然不具合を起こし、人が挟まれ重傷になれば企業やメーカーはエレベーターを再点検したり事故原因の発表に多くの関心を寄せるでしょうし、大きな社会問題に発展します。首都圏や関西圏に住んでいたり、働いていればエレベーターを利用する機会はほぼ毎日、という方も多いはずです。

2004年3月、六本木ヒルズ内で当時6歳の男児が回転ドアに挟まれなくなってしまうという痛ましい事故がありました。この事故も当時は大きく取り扱われ、社会問題に発展しました。しかし、大半の企業は回転ドアを利用していませんから、どうしても関心が継続することなく、自分事に置き換えることができないまま忘れてしまいがちです。回転ドアの重量が重く、男児がセンサーの死角に入ってしまい緊急作動装置が働かなかったことが原因とされています。

自分事にならない、そうした心境に陥りがちなことは致し方ないけれど、それでも、自社にとっての回転ドアは何かを考えていかなければなりません。
誰かが「これは危ないじゃないの」と日頃から心配していたり、社員から危ないと意見が上がっていても「今まで起きていないから大丈夫」と真剣に取り合わないなど、そんな心当たりはないでしょうか。こうした延長線上に事故が待ち受けています。

こうしたことを事前防止するためのコミュニケーションが重視され、効果的・具体的に企業内の意思疎通がはかられ、危険の種を刈り取る努力はどの企業でも行われています。ただ、この意思疎通が徹底されればされるほど、改善すべきことに対しての対応案や企業内にいち早く周知し、気をつけさせる意思の芽を植える役割を果たす中間的な方達の負担はかなりシンドイ業務になっていきます。大企業や行政ではこうしたケアが十分に行われていますが、中小、特に小企業や家族経営の事業所では、充分なケアが行き届いていませんから、今後もこのシンドイ作業を軽減する役目を担っていきたいと思います。

(※)出典 : 一般社団法人日本エレベーター協会HP

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by AKIO_TAKE | 2017-10-31 08:24 | work