2018年 06月 10日 ( 1 )

引き継ぐために制限なし

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カナダで開催されていたG7=主要7か国首脳会議でプラスチックごみによる海洋汚染の問題が協議され、具体的な対策を各国に促す合意文書を取りまとめましたが、日本とアメリカは署名をしませんでした。(TBSnewsより)

先月末、タイ南部の海岸にクジラが打ち上げられ、地元の人々が救出を試みましたが残念ながら死んでしまったという出来事がありました。解剖の結果、胃の中から80枚余りのプラスチック製の袋が見つかり、重さにして約8キログラムのプラスチックごみが見つかったそうです。現地の専門家は、袋を大量に飲み込んでしまったため必要な栄養を摂取できなくなり、衰弱死したと分析しています。

また、世界経済フォーラム年次総会のダボス会議では、約30年後の2050年には重量ベースで海のプラスチックの量が魚を上回るという衝撃的なデーターを発表しています。石油由来のプラスチックは分解されるまで何十年という時間を必要とします。その過程で、波や太陽の光などで砕かれて細かくなり、海水やえさを取り込んだ海洋生物の体内に蓄積されていきます。現在、食物連鎖による人体への影響があるか否かは国連が調査を始めたばかりでわかっていませんが、プラスチックごみによる海洋汚染の深刻さは、至る所から報告される現実からあきらかです。

日本はプラスチックごみの高度な選別施設を擁し、国民の分別意識も高いとされていますが、しかし、海に直接捨てなくても、街に放置されたプラスチックごみは風や雨などに流されて最終的に海にたどり着きます。海の中のプラスチックごみをこれ以上増やさないための対策は、やはり発生を絶つことが肝要だと思います。使い捨てのプラスチック量を減らしながら、もっと分別精度を高め、街の中でプラスチックごみを見つけたら拾える時は拾って適正に処分する。ここまでは無銘の市民が対応していきます。そして、改善を早く進めるには、無銘の市民が流す汗を無駄にしないようにするには、政府による政策の誘導が欠かせないと思うのですが・・・


今回署名しなかった理由を日本政府は次のように述べています。
「プラスチックごみを減らしていく趣旨には当然、賛成しているが、国内法が整備されておらず、社会にどの程度影響を与えるか現段階では分からいので署名できなかった」。

市民として出来ることを続けていくしかない。
まだ、この現実はしばらく続きそうですが、やること、できることは無限ですから次世代に少しでも良い生活環境を引き継げることを考え、行動していきます。


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by AKIO_TAKE | 2018-06-10 23:47 | 環境