2018年 06月 23日 ( 1 )

思いをこらす

「脳に刻み込まれた生物学的な記憶は風化しない」
沖縄では戦没者追悼式典が行われた今日の神奈川新聞朝刊「時代の正体 沖縄戦上」に書かれていた一文。戦場の光景がよみがえるフラッシュバックなどの症例は年月を経て発症することから「晩発性PTSD(心的外傷後ストレス障害)と名付けられた。

もうひとつ深く考えさせられた「トラウマは世界観が壊されたり、他人への信頼が崩れたりするような人為的な出来事による場合の方が天災よりも深刻だ」という一文。10代だった軍国少女が日本兵から非国民とののしられ、尊厳を踏みにじられた屈辱感が50代を超えてから身内の死や職場のストレスから足の裏に強烈な痛みとなって噴き出すという、記憶に苦しむ人々。

そして、平和の詩「生きる」を朗読した中学校3年生の「なぜなら、未来は、この瞬間の延長線上にあるからだ。...つまり、未来は、今なんだ。」の言葉。
まだまだ見て見ぬふりをしているし、「おかしい」「違うのでは」と声を出すべきところで押し黙ったり、脳に刻むような言葉・行動をしているかもしれない。
今年も思いをこらす慰霊の日でした。


a0259130_22345282.jpg


[PR]
by AKIO_TAKE | 2018-06-23 22:35 | look/gaze