2018年 10月 30日 ( 1 )

モノ言う「ごみ」

「あーそういえば、そんなこともあったなー」と、色々懐かしい光景がよみがえった1冊。あいかわらず、無防備なごみはいろんなことを教えてくれる社会教材であり、当たるかはとても怪しいが逞しい想像力を育ててくれるのも間違いなさそうです。
同時に、著者がはっきりとモノが言えてウラヤナシイなーとか・・感心している場合じゃなくて、見習わないとなーと反省を促されたのも確か笑。

長い間、ごみ収集の作業に携わった者として「管理されなければできない恥ずかしい世代になりたくない」「治安の悪い地域の集積所は不思議と汚い」などは、「あーそう思ったこともあるー」と腰をかがめて「ごみ」を拾い集めていた頃を思い出させる一文です。「管理されなければ・・なりたくない」は「ごみ」に限らず、誰かがルールや手本を示してくれないと「知らない」「聴いてない」「なぜ、俺が?」と自発的な行動ができない体質に個人・社会問わず導いてしまったり、「治安の悪い・・汚い」は治安というよりも、街の文化水準や行動・意識様式が一目ではかられ、街の成熟度を一面だけで決められかねない風景と化してしまうなど、そんなことを考えながら作業していたことが思い返されます。

数値ーデータは調べてみないと、と思うものもありますが(※)、モノ言う「ごみ」はいつの時代も変わらないようです。そして発信する情報も変わっている模様。「ごみ」との新たな向き合い方の参考になりました。

(※)例えば、国別一人当たりの年間排出量・・平成27年度の数値(環境省発表)は1日1人当たり939gで年間換算すると約342キログラムとなります。一般廃棄物総排出量や人口の考え方が日本とEUやアメリカと同じかどうかがわからないので、比較の信頼性においては「ふむ」という程度で捉える方が良いかもしれません。


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by AKIO_TAKE | 2018-10-30 21:29 | book