2019年 01月 30日 ( 1 )

タイトルは神奈川新聞の読者のページに、特養ホームで働く外国人就労者の献身的な姿に感謝する投稿にあった一文。

どの分野でも取り沙汰される人材(働き手)不足の現状において、外国の方たちと一緒に働ける職場構築はこれからも欠かせない大きなテーマです。かつて、福祉はというと「まず建物、施設の整備」からと、建物をつくることに力点をおいて行政も議員も福祉施策として語ってきました。年月を経て社会情勢そのものが建物をつくる施策だけでは十分な福祉施策につながらないとし、そのような状況から、ようやく福祉の現場で働く人に注目が集まるようになってきたとも言えますが、実際にはどんな環境下で働いてくださっているかを伺い知ることが難しいのは外国の方たちだけではないと思います。

しかし、すでに高齢化社会である我が国で、福祉の現場では外国の方達との連携は欠かせなくなっています。そうした中において、自身だけでは積み重ねることができない、外国人就労者の方たちがどのような環境下で、どんな不安を抱えて働いているかという現実を市民の投稿から伺い知ることは、とても大切なことです。これから福祉の世界を目指す、日本の若者たちと外国の方たちが、もっと希望を持てるように、食べられないとか社会保障がうけられないということがないような施策が求められます。

ブリタニカ国際大百科事典ウェブ版には「労働力」を次のように説明しています。
「資本制生産のもとでは労働力が特殊な商品として売買される。すなわち商品としての労働力は,他の商品と同じく使用価値と交換価値をもつが,それが特殊な商品であるのは,労働力の使用価値である労働が自己の交換価値を上回る価値を生み出すことにある。以下省略・・」

この説明になぞらえれば、タイトルは「求められているのは商品より人間」となります。
いたずらに言葉遊びをしているのではなく、外国人就労者に感謝していらっしゃる方たちは、言葉も通じず、生活風習も異なる日々の暮らしの中で戸惑いながらも献身的に働く姿を、商品としてではなく、人として感謝しているのだ、という念が伝わってきます。働き方について考えさせられる投稿でした。

「福祉は人です」 

日脚も少しずつ伸びてきましたが、またまだ寒中です。ご自愛ください。

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by AKIO_TAKE | 2019-01-30 15:52 | look/gaze