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2019年 03月 27日 ( 1 )

注視したい条例

他の人に迷惑がかかる恐れのある行為の抑制を目指す「公共の場所におけるマナーの向上に関する条例案」が22日に鎌倉市で可決されました。

迷惑行為には
・他者の衣類を汚損するおそれのある狭あいな場所や
 混雑した場所で歩行しながら飲食を行うこと。
・車道で立ち止まって撮影を行うこと
・線路の側等危険な場所で撮影を行うこと
・舗装されていない山道等の狭あいな場所や混雑した
 場所で、走りながら歩行者を追い越し、又は、すれ違いを
 行うこと。
などが挙げられています。

テレビやインターネットの報道では「食べ歩きマナーの向上を」のタイトルに、飲食しながら歩く観光客の映像が流れていますが、そもそもは2014年3月に山中のハイキングコースで走るトレイルランによる接触事故防止が市議会で採択されたことが条例化のきっかけとされています。実際、条例が素案の段階ではトレイルランに関する意見が多く見受けられました。

(食べ歩きはごみの不法投棄にもつながり、今、頻繁に取り上げられるプラスチックによる海洋汚染の一因にも挙げられており、環境汚染の側面でも注意が必要です) 

鎌倉市は、第3期鎌倉市観光基本計画(平成28年度~37年度)で、「誰もが『住んでよかった、訪れてよかっ た』と思える成熟した観光都市」を目指すことを基本理念として掲げています。

商と住が共存し、かつ、賑わいのある持続可能な街を維持、発展させていくための条例でもある、と思います。鎌倉市は神奈川県内でも有数の観光地であり、伝統文化が息づく街です。文化の価値を見据えながら、どこに何をつくるのか、つくる場合の様式・素材・設計をどのように決めるのか。そして条例を策定するならば、どんな視点を持つ必要性があるのか。注視したい条例です。

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by AKIO_TAKE | 2019-03-27 23:11 | look/gaze