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2019年 03月 29日 ( 1 )

耳を澄まして

プラスチックによる海洋汚染問題が頻繁に取り上げられている昨今ですが、EU下院の機能を果たす欧州議会は3月27日、問題の原因となる10大使い捨てプラスチック(マドラー、風船の柄、分解性が弱い酸化型生分解性プラスチック、食器など)の使用を全面的に禁止する「使い捨てプラスチック指令案」を正式に可決しました。
禁止対象とならなかったプラスチック製食品容器と飲料カップについても削減目標を設定するとのこと。またベッドボトルについても、2029年までに分別回収率を90%にまで高め、キャップがペットボトルから外れないようにする製品設計も義務化されました。

1970年、アメリカでマスキー法という大気汚染防止法が制定されました。大気汚染の原因物質である一酸化炭素と炭化水素を1975年から、窒素酸化物を1976年から、ともに従来の10分の1に削減した車でなければ販売を認めない、という厳しい内容の法律でした。(その後紆余曲折あった法ですが・・)
当時、自動車業界の覇権を握っていたアメリカ自動メーカーはとてもクリアできないと困惑する一方、日本ではこの法案を契機として自動車の低公害化が進み,段階的に排出ガス規制も厳しくなり、2000年にはとても厳しい排ガス規制法が成立しました。結果的にマスキー法は日本の公害防止技術力の高さを世界に知らしめたきっかけとなった法律、という見方をする自動車評論家もいらっしゃいます。

プラスチックによる海洋汚染問題に対して何の措置も取らなかった場合、「2050年までに海に浮かぶプラスチックの量は魚を越えるだろう」と将来を危ぶむ発言をした欧州議員。

神奈川県、横浜市では統一地方選挙が行われています。今夏は参議院選挙です。国が制定した法に対して、施行後の具体的な事業をどのようにフォローアップするかは、地方自治体の役割です。海洋や港のみならず、河川・美しい山間部を発展基礎とする地方自治体でもある神奈川県、横浜市。投票日の4月7日まで環境施策を決定する議員候補者の声に、じっくり耳を傾けたいと思います。

そんな神奈川県、横浜は昨日から花冷えの日々。気まぐれな天候が続きます。くれぐれもご自愛ください。

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by AKIO_TAKE | 2019-03-29 23:06 | 環境