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2019年 04月 13日 ( 1 )

個性は細部に宿る

以下、2008年に書き残したこと。
食、もてなし、技能品の魅力、街並を「歩いて楽しむ」だけでもいい…つまり、京都にとって、由緒ある名刹、名庭は,その魅力の一部に過ぎない。京都に詳しい方は、焼きそばやお好み焼き、ラーメンなどにも隠れた逸品があり、知れば知るほど、別の角度から魅力が掘り出せる、だから何度訪れても京都は面白いのだといいます。
一方、横浜については、2泊3日を過ごすとして、果たしてそれだけの間、観光客を飽きさせずに過ごさせることができるのかという見方があります。東京から夕食だけ、あるいはお酒だけを飲みにくるならまだしも、観光して歩くような魅力が今の横浜にあるのだろうかということです。

確かに、近未来的な景観はお客さんを呼べるものなのかもしれません。山手あたりを散策していただくのもよいのかもしれません。でも、その後はどうでしょう。中華街でご飯を食べて終わり?本来、景観やデザインされた街路は、観光の「背景」に過ぎないものです。やはり、街の魅力は、小さな飲食店や物販の店舗、そうした「等身大」の場面で展開される小さなドラマによって紡がれ、織り出されていくものです。つまり、小さな、ひとりひとりの「民」の力の集積によってしか、ほんとうに魅力のある街、深みのある街はつくれないということになります。

かつて、バブル絶頂の頃、各地の都市は、争ってコンベンション・シティを目指し、大型の施設を投入しました。それが今、現在、どのような結果をもたらしているでしょう。結局、大きな会議場があっても、そこに集まった人たちが「繰り出そう」と思えるような街がなければ、街として潤うことはありません。故に、民が自らオリジナルな情報をつくり出せるか否かは、その街の魅力の有る無しを左右する大きな問題だということができます。

自ら考え、事業モデルをつくり、それを実際に構築していく。

今日のまとめ・・・10年経過して、今現在どんな結果をもたらしているのか。変わったのか、変わっていないのか。あらためて、我が街、我が市、わが身を問い直してみよう。

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by AKIO_TAKE | 2019-04-13 23:10 | book