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2019年 07月 19日 ( 1 )

ごみ問題って・・④

海外の話題から

7月1日から「上海市生活ごみ管理条例」が施行され、中国でも手始めに上海市内の家庭から出されるごみに対し、本格的な分別排出と収集が始まりました。
色々な報道から読み解くと、ごみを分別すること自体には市民も良しとしているようですが、その「分け方」に混乱が生じている模様。この度の管理条例による、ごみ分別は以下の4種類に分けられます。
(1)「可回収物」(紙類、プラスチック、ガラス、金属、衣類など)
(2)「有害ごみ」(電池、蛍光灯、薬など)、
(3)「湿ごみ(生ごみ)」(食品、植物など)
(4)「乾ごみ(可燃ごみ、以上 3 種類以外のごみ)」

分別排出は、かつて私たちも経験したように見た目ほど簡単ではない。なので、分別排出場所には監視員がいて、その数は市内3万人とか。(ホントかっ、現場を確認したい!!)

そして首都である北京市では 、1 日に発生するごみ量18,000トンに対し、現在の1 日のごみ処理能力は1万トンあまりとされ、ここでもごみ問題は喫緊の課題になっています。2019年になってから分別排出に本腰を入れ始め、かつ、焼却場の建設も急ピッチで進められていて、6月4日の人民日報では1面トップで「ごみの分別を徹底せよ」と報じられました。上海、北京だけではなく、中国内陸部の武漢市でごみ焼却施設の建設が進められているようですが、中国でも健康志向の高まりから、建設に対しての見直しを求めるデモが発生し、なんと1万人が参加したという報道もあります。

かつては東京都でも、ごみの急速な増加に伴い、ごみ焼却施設が周辺住民の反対運動などによって進まない結果、大量のごみがそのまま埋め立て処分され、ハエや蚊の発生、ごみ運搬車両による生活道路の汚れなど、埋め立て地周辺の生活環境を悪化させるという苦い「ごみ問題」を経験をしています。

現在の中国のごみ事情は、主に大都市部や経済発展著しい沿岸地域がクローズアップされていますが、10億人を超える人々が暮らす中国のごみ問題を解決することは大変です。ただ、上海では「ごみ分別」のスタート時から、QRコード、顔認証、個人スコアなど、中国が得意とするITを駆使して徹底できるよう様々な工夫が施されています。ごみ問題解決の道のりは遠いかもしれませんが、意識が目覚めると一気に進展するパワーを持つ中国です。アジアの大きな国、中国がごみ問題を克服していく姿はアジア全体にも素晴らしい波及効果をもたらしてくれるはすなので、環境の修復、改善がグイグイと進みますように期待します!

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by AKIO_TAKE | 2019-07-19 12:50 | 環境