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カテゴリ:環境( 118 )

6月5日は環境の日
この日は1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたもの。国連では、日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定め、日本では「環境基本法」(平成5年)で「環境の日」と定めています。(出典 環境省ウェブサイト)

かつて日本でも四大公害病が起きたとき、迅速な対応がとれず、被害が拡大してしまったという苦い経験をしています。こうした苦い経験を起こさないための予防として制定された一面を持ち合わせています。

話は転じて
一昨日の6月3日、プラスチック製レジ袋の無償配布を禁止する法令を速やかに制定するというニュースが駆け巡りました。スーパーやコンビニなど、レジ袋を利用する事業者を一律に対象とするもので、レジ袋を使う際は、有料化が義務づけられますが、その方法や価格などについては、各事業者が決める、という法令のようです。

環境問題は他の問題と複雑に絡んでいるから難しいと思っている人が多いことは確かなことです。しかし、本当に本人がそう実感しているか定かではありません。「誰かが難しいと言っていたから」ということだって考えられます。環境問題だって「難しいと思えば難しくなり、簡単だと考えれば簡単になる」のです。

環境問題は「人間の活動が原因」という説は希望の光です。自然現象が原因なら人間は何もできませんが、人間が原因なら人間が解決できるからです。ならば、個々の人間が解決に向けて行動できるように、各自にとって具体的で実感の伴うプログラムを数多く体験し、シンプルな考え方で取り組むことが重要ではないでしょうか。

法令を策定すること重要、一方、レジ袋の適正な利用及び処分を実践するのは人間です。法令はあくまで手段、目的は人々が意識してレジ袋を上手に活用することです。


写真は、市民創発・環境行動フォーラム2010(横浜市環境創造局主催)の会場に掲げられていたメッセージ。倫理的な配慮、という言葉が印象的だったのを記憶しています。作者は不明です、すみません。(最後の2行は違和感ありですが・・)

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by AKIO_TAKE | 2019-06-05 15:17 | 環境

向こう側へ落ちる前に

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連日、といっていいほど、海洋プラスチックごみに関連する報道が新聞、ウェブサイトで取りあげられています。6月は環境月間、環境保全の重要性を認識し、行動の契機とするための様々な取り組みが行われます。

今朝の神奈川新聞の朝刊では、3本の関連記事が掲載されていました。
①神奈川県が海上のごみ回収装置を江ノ島に設置
②横浜市がレジ袋の削減キャンペーンを6月にイオングループ市内全店で実施
③政府は6月末に開催するG20で途上国の協力を得るための技術支援強化など国際的合意に向けた条件整備を急ぐ

関連記事の中でもレジ袋は生活に深く浸透していることもあって、だいぶ前から削減の対象としてターゲットにされ、ちょっとかわいそうな気も。
日本にスーパーが普及するまでは商店街の八百屋や魚屋、肉屋などに「買い物カゴ」を持っていくのが当たり前。ところが戦後になってストッキングを履く女性が増えたことから、買い物カゴがストッキングに引っかかりやすいという不満が多くなって、それがきっかけとなり製袋メーカーのポリエチレン袋の改良が始まり、買い物カゴとして「レジ袋」が誕生。
そんな誕生ストーリを持つ当のレジ袋からすれば「まったく、人って勝手だよなー」とか思っているでしょうね。自分たちで使い放題使って、ちゃんと処理しない挙句の果ては削減対象かよ、と。

実際どう思っているかはわかりませんが、いずれにしても、レジ袋は言葉の代わりに「海洋プラスチックごみ問題」という現実で私たちに課題を投げかけてきています。そして、これから迎える梅雨時にも心配事が・・最近の雨の降り方はとにかく極端です。大雨時にレジ袋が排水枡に引っかかると水害を誘発する可能性もあります。他方、レジ袋はゴミを出すときにも使えるので、リユースの優等生という側面もあるし、半透明タイプには油を吸収する性質もあり、油汚れの使い捨て掃除道具としても使えます。

まずは私たち一人一人が自然界でいつまでも分解されないでレジ袋を街中に散乱させないこと。レジ袋に対する礼節であり、なにより大切なことではないか、と思います。

人類の「生活が楽」とは、どういう状態を指すのだろう。若い世代の皆さんと取り組む「かんきょう文化祭 http://kankyo-design.org/ 」でも考えてみたいと思います。

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by AKIO_TAKE | 2019-06-01 18:07 | 環境
海ごみゼロウィーク期間中の6月7日(金)、横浜中華街や山下公園周辺でゴミ拾い活動を行います!環境活動として、会社のCSR活動として、仲間作りとして、一緒にゴミ拾いをしませんか?当日は「青いアイテム」を身につけてみなとみらい線元町中華街駅近くのフランス山広場へ集合!

【ゴミ拾い活動の背景】
5月30日(ごみゼロの日)~6月8日(世界海洋デー)前後までを海ごみゼロウィークと定めて、海洋ごみ削減のためのアクションが日本各地で展開されます。この度のゴミ拾い活動は、環境省の「PLASTICS SMART(プラスチック・スマート)」キャンペーンと日本財団が共同して取り組む「海ごみゼロウィーク」「海ごみゼロアワード」「海ごみゼロ国際シンポジウム」の3つの取り組みのひとつです。一人ひとりの行動が、海の未来を守ることにつながります。わずかな時間、ぜひ参加してみてください。

海ごみゼロウィーク公式ホームページ
https://uminohi.jp/umigomi/zeroweek/

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【開催日】2019年6月7日(金) 14時~
【募集人員】50名
【参加費】
ゴミ拾いのみ 無料 / 懇親会も参加 1名3,000円(お酒は各自)
懇親会では自己紹介や交流タイムを予定しています。
【申込先】
メール:m-kogawa@amazy.co.jp
電話:080-5926-3739 (担当こがわ)
※懇親会もご参加の有無をお知らせ下さい。
【申し込み締め切り】6月4日(火)まで
懇親会の人数確定や名簿作成の為、お早めにお申し込み下さい。

【当日スケジュール(予定)】
14時00分 集合&受付開始
14時10分 諸注意
 (グループ分けは事前に主催者で編成させていただきます)
14時20分 ごみ拾いスタート 
15時20分 ゴール[横浜中華街パーキング協同組合]
http://www.chukagai.or.jp/
横浜市中区山下町94 TEL:045-662-1402
各チーム計量、ごみの分析、収集車へ積み込み、感想など
16時00分 終了 & 解散

懇親会参加の方は移動
16時30分 懇親会参加の方のみ会場(横浜中華街周辺を予定)へ
18時30分頃 解散予定

【諸注意・連絡事項】
※できるだけ、青いアイテムを身に着けてご参加ください。
※雨天中止になります。
天候が不安定な場合は6月7日(金)8時までにfacebookイベントページで実施有無のお知らせを行います。
Facebookをされていない方は申込先電話番号へお問い合わせください。
※海岸清掃ではありません。動きやすい服装で参加してください。
※ごみ袋は環境省から支給され、集めたゴミは横浜市資源循環局に回収していただきます。
※主催者が準備する備品は、ごみ袋、トング、回収ルートマップです。
※懇親会に参加の方へ。交流を図るため、お名前とお仕事を記載した名簿を作成したいと思います。配布可能な内容を教えて下さい。
※その他、軍手、着替え、日よけ防止品、常備薬等は参加者にてご準備をお願いします。

昨今、廃プラ処理の問題や、マイクロプラスチックの問題が大きく報道されています。未来の為に私たちが身近な、出来る事から初めてみませんか?皆様のご参加をお待ちしています。



by AKIO_TAKE | 2019-05-22 23:11 | 環境
きょうの横浜はあいにくの冷たい雨となりましたが、障害をお持ちの方の支援施設をはじめ、様々な方が集めてくださる「ペットボトルのキャップ」を回収し、再生原料としてプラスチックの箱を製作している事業所に持ち込みました。支援施設に通われる方の行動支援や施設の運営にわずかでも貢献できれば幸いです。次の収集は海開きの頃でしょうか、引き続き、よろしくお願いします。

雨天だったので収集の様子は写真に収められず。そんなわけで、かんきょうデザインプロジェクト主催の「中高生のための かんきょう「組写」フォトコンテスト」2014年度のグランプリ作品を投稿します。ペットボトルのキャップで、高校の文化祭のウェルカムボードを制作した様子をコンテスト作品に仕立ててくれました。根気のいる作業ですね。
※かんきょう「組写」フォトコンテスト2018 → http://kankyo-design.org/kumi-sya


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by AKIO_TAKE | 2019-04-10 23:38 | 環境

耳を澄まして

プラスチックによる海洋汚染問題が頻繁に取り上げられている昨今ですが、EU下院の機能を果たす欧州議会は3月27日、問題の原因となる10大使い捨てプラスチック(マドラー、風船の柄、分解性が弱い酸化型生分解性プラスチック、食器など)の使用を全面的に禁止する「使い捨てプラスチック指令案」を正式に可決しました。
禁止対象とならなかったプラスチック製食品容器と飲料カップについても削減目標を設定するとのこと。またベッドボトルについても、2029年までに分別回収率を90%にまで高め、キャップがペットボトルから外れないようにする製品設計も義務化されました。

1970年、アメリカでマスキー法という大気汚染防止法が制定されました。大気汚染の原因物質である一酸化炭素と炭化水素を1975年から、窒素酸化物を1976年から、ともに従来の10分の1に削減した車でなければ販売を認めない、という厳しい内容の法律でした。(その後紆余曲折あった法ですが・・)
当時、自動車業界の覇権を握っていたアメリカ自動メーカーはとてもクリアできないと困惑する一方、日本ではこの法案を契機として自動車の低公害化が進み,段階的に排出ガス規制も厳しくなり、2000年にはとても厳しい排ガス規制法が成立しました。結果的にマスキー法は日本の公害防止技術力の高さを世界に知らしめたきっかけとなった法律、という見方をする自動車評論家もいらっしゃいます。

プラスチックによる海洋汚染問題に対して何の措置も取らなかった場合、「2050年までに海に浮かぶプラスチックの量は魚を越えるだろう」と将来を危ぶむ発言をした欧州議員。

神奈川県、横浜市では統一地方選挙が行われています。今夏は参議院選挙です。国が制定した法に対して、施行後の具体的な事業をどのようにフォローアップするかは、地方自治体の役割です。海洋や港のみならず、河川・美しい山間部を発展基礎とする地方自治体でもある神奈川県、横浜市。投票日の4月7日まで環境施策を決定する議員候補者の声に、じっくり耳を傾けたいと思います。

そんな神奈川県、横浜は昨日から花冷えの日々。気まぐれな天候が続きます。くれぐれもご自愛ください。

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by AKIO_TAKE | 2019-03-29 23:06 | 環境
ケニアの首都ナイロビで開かれていた第4回国連環境総会(※)が、すべての国に対して2030年までに「使い捨てプラスチック」を大幅に削減すると宣言して閉幕したとのこと。ただ、任意の宣言なので環境団体は危機的な地球汚染への対策としては不十分として警鐘を鳴らし、かつ、厳しい環境規制を嫌がるアメリカなど、いくつかの国の賛同を得られず、今年6月に大阪で開催するG20首脳会議に課題を残した、と情報メディアが伝えています。

最近、プラスチックごみによる海洋汚染問題が頻繁に取り上げられています。昨日投稿したNEW環境展でもプラスチックの不適切な処理によって、海・山・空に重大な環境異変もたらしていることへの注意喚起、そして、その改善策の提案をいくつか見かけました。
プラスチックは様々な化学物質との融合が容易であるため、素材ごとに分別するにしても消費者には見極められにくい。けれど、そのことが生活の様々な利用用途に対応できる万能という有用性を高めています。
そんな複雑な素質をもつプラスチックの汚染を食い止めるのは、かなり手ごわいです。そして、簡単にプラスチックを使うのをやめましょうと提唱して、仮にその方向に向かっても、しばらく時間は必要になります。

プラスチック汚染について国連環境総会が動画を配信しています。プラスチックそのものが悪という視点ではなく、プラスチック素材に対する私たちの捉え方が本当に適正なのか、プラスチックのことをもう少し勉強して、ちゃんと捨てる・リサイクルするという意識をしっかり持てるように促すかのような切り口の動画です。参考まで。

動画 クリック → プラスチックがなぜ問題になったか

(※)1972年6月にストックホルムで開催された国連人間環境会議で採択された「人間環境宣言」および「環境国際行動計画」を実施に移すための機関として、国連総会決議に基づいて設立された団体を国連環境計画と言い、この団体の意思決定機関が国連環境総会。

by AKIO_TAKE | 2019-03-16 19:31 | 環境
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写真は2008年、家庭から排出されたプラスチック製容器包装を受入れ・選別してリサイクル可能な素材として出荷する工場の選別ラインを撮影したものです。
この工場は建設・稼働をはじめて10年弱だと思いますので、新しいとは言えないものの、すぐに建て替えを必要とする工場ではありません。しかし、戦後に作られた水道管・橋・道路などのライフライン同様に、耐用年数を迎え、大規模修理や建て替えを迫られている廃棄物処理やリサイクルの工場が増えてきています。今日、色々とヒアリングさせていただいた廃棄物処理事業者の方も、現在稼働している産業廃棄物の中間処理工場の建て替えたいのだが、様々な規制をクリアしなければならず、現在の場所に建て替えられる可能性も低くなってきている。けれど、遠方の処理工場では非効率だし、タイムロスのロス分は顧客への処理費用アップにもつながっていきます。

生活を成り立たせるためのライフラインの交換・新設・修理も急を要し、そして生活から排出される(民間の)ごみ処理、リサイクル工場も耐用年数に近づいてきています。モノをつくって消費をすれば、ごみは必ず出ます。できれば遠くへ、人目につかないところでと要望を受けやすい施設ですが、でもこの施設がなければ街の衛生状態や美化に多大な悪影響を及ぼします。工場を運営する事業者には悩みの種となりますが、しかし避けられない現実。どの業種も気が休まる日はありません。



by AKIO_TAKE | 2019-01-18 23:55 | 環境

奔走してきたぞ

COP24の取材活動をしている友人が東京に戻ってきました。(12月6日の投稿参照)

「COP24カトヴィツェが示唆する次代の企業人へのヒント」と題したレポートが日刊工業新聞のサイトに掲載されていますのでご紹介します。お時間あるときにぜひご覧ください。

COP24からの報告 → 前編 ・ 後編

by AKIO_TAKE | 2018-12-19 23:21 | 環境

奔走する

COP24の取材活動をしている友人から会議場通信の速報ニュースレターが届いた。
「あと12 年が勝負!石炭・石油・天然ガスを大幅削減へ」と踊るレター見出しと世界各国から参加している10代の活動家たちの一枚の写真。友人の帰国が待ち遠しい。

COP24
地球温暖化対策を議論する第24回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP24)。
12月2日~14日までポーランド南部のカトヴィツェで開催中。産業革命から地球の気温上昇を2度未満に抑える国際枠組み「パリ協定」に基づき、透明な形で排出削減が進むルールの策定や先進国から途上国への資金支援のあり方で合意を目指しています。パリ協定は削減に向けた詳細なルールは決めていないため、COP24で具体的なルールを作り、2020年から適用を開始する予定。

by AKIO_TAKE | 2018-12-06 23:37 | 環境

人間次第

インドネシア沿岸で見つかった死んだクジラの胃の中から、プラスチック製のカップやポリ袋など1000点以上、重量にして約6キロ分のプラスチックごみが見つかった。死んでいたのは体長およそ9.5メートルのマッコウクジラで、スラウェシ島南東部のワカトビ国立公園にあるカポタ島付近で発見された。胃の中からは、プラスチック製のカップ115個、ポリ袋25枚、ペットボトル4本、サンダル25足、さらには1000本以上のひもが入った袋などが出てきた。世界自然保護基金(WWF)の専門家は、「死因は解明できなかったが、あまりにひどい現実を目の当たりにした」とコメントしている。(CNN 2018.11.21記事より抜粋)

プラスチックごみによる海洋汚染のニュースが日々増えて、世界的に有名な飲食チェーンもプラスチックストローの使用を廃止すると発表したり、プラスチック製品に対する風当たりがつよくなっています。プラスチック製品の身になってみれば、成形が容易・軽い・割れない・コスト面で有利という理由から人間が積極的に製品開発を行い、使用・消費を進めたのに、そして人間の処理・処分が悪いのに、なんで私たちプラスチック製品が肩身の狭い思いをしなきゃならないんだ、とそんな聞こえない叫びと人間の都合に翻弄される切ない感情が伝わってきます。

海洋汚染報道に並んでバイオプラスチックなど環境に良いとされる代替え製品の開発や新たな技術や未開拓市場の魅力もたくさん報道されるようになりました。そのこと自体は良いことなのですが、そちらばかりが注目されて、やっぱり使い終わったプラスチックに人間は関心を持つことがなかったのね、とならないように注意しなければなりませんね。

相変わらすの一本調子ですが「ごみは人が関心をもって行動した後に残るもの、そして、人の無関心がカタチになったもの」を私の人生観のひとつとして色々な仕事に取り組んでいきたいと思います。

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※写真は2009年9月 横浜 像の鼻




by AKIO_TAKE | 2018-11-22 10:28 | 環境