カテゴリ:環境( 110 )

奔走する

COP24の取材活動をしている友人から会議場通信の速報ニュースレターが届いた。
「あと12 年が勝負!石炭・石油・天然ガスを大幅削減へ」と踊るレター見出しと世界各国から参加している10代の活動家たちの一枚の写真。友人の帰国が待ち遠しい。

COP24
地球温暖化対策を議論する第24回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP24)。
12月2日~14日までポーランド南部のカトヴィツェで開催中。産業革命から地球の気温上昇を2度未満に抑える国際枠組み「パリ協定」に基づき、透明な形で排出削減が進むルールの策定や先進国から途上国への資金支援のあり方で合意を目指しています。パリ協定は削減に向けた詳細なルールは決めていないため、COP24で具体的なルールを作り、2020年から適用を開始する予定。

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by AKIO_TAKE | 2018-12-06 23:37 | 環境

人間次第

インドネシア沿岸で見つかった死んだクジラの胃の中から、プラスチック製のカップやポリ袋など1000点以上、重量にして約6キロ分のプラスチックごみが見つかった。死んでいたのは体長およそ9.5メートルのマッコウクジラで、スラウェシ島南東部のワカトビ国立公園にあるカポタ島付近で発見された。胃の中からは、プラスチック製のカップ115個、ポリ袋25枚、ペットボトル4本、サンダル25足、さらには1000本以上のひもが入った袋などが出てきた。世界自然保護基金(WWF)の専門家は、「死因は解明できなかったが、あまりにひどい現実を目の当たりにした」とコメントしている。(CNN 2018.11.21記事より抜粋)

プラスチックごみによる海洋汚染のニュースが日々増えて、世界的に有名な飲食チェーンもプラスチックストローの使用を廃止すると発表したり、プラスチック製品に対する風当たりがつよくなっています。プラスチック製品の身になってみれば、成形が容易・軽い・割れない・コスト面で有利という理由から人間が積極的に製品開発を行い、使用・消費を進めたのに、そして人間の処理・処分が悪いのに、なんで私たちプラスチック製品が肩身の狭い思いをしなきゃならないんだ、とそんな聞こえない叫びと人間の都合に翻弄される切ない感情が伝わってきます。

海洋汚染報道に並んでバイオプラスチックなど環境に良いとされる代替え製品の開発や新たな技術や未開拓市場の魅力もたくさん報道されるようになりました。そのこと自体は良いことなのですが、そちらばかりが注目されて、やっぱり使い終わったプラスチックに人間は関心を持つことがなかったのね、とならないように注意しなければなりませんね。

相変わらすの一本調子ですが「ごみは人が関心をもって行動した後に残るもの、そして、人の無関心がカタチになったもの」を私の人生観のひとつとして色々な仕事に取り組んでいきたいと思います。

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※写真は2009年9月 横浜 像の鼻




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by AKIO_TAKE | 2018-11-22 10:28 | 環境

地球の使い過ぎ

地球が生産してくれた1年分の自然資源を、私たち人類が使い果たしてしまう日のことを「アース・オーバーシュート・ディ」と言います。
2018年は8月1日に使い切ったと国際シンクタンク「グローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)」が発表しました。
https://www.wwf.or.jp/activities/news/3683.html

人による消費の量が、自然による供給量を上回る。人類が生み出す環境負荷は、地球が自力では再生できない環境を作り出し、年々蓄積されている負荷の状態が1972年以降続いているとするデータです。

ちなみに2015年は8月13日、2017年は8月2日でした。
このままのペースで行くと2030年は6月28日になると予測されています。このままだと2030年には地球上で暮らす人類全員の生活を維持するには地球が2つ必要になるということ。地球は一つなので、それはどう転んでもムリ。もちろん、ごみ排出を少なくして分別の精度を高めて、もっとリサイクルして、そうしているうちに様々な分野でライフスタイルを維持するための技術も向上するでしょうから地球を2つ用意することはないかもしれない・・ただ2030年ってあと11年。あと11年しかないとして取り組みを進めていくのか、まだ11年あると思って取り組むのか。

一方、GFNは1人あたりのエコロジカルフットプリントが削減されつつある国もあると報告しています。2000年比でシンガポールは32.1%減、デンマークは19%減、米国は18.4%減、英国は16.6%減、フランスは15.5%減(参照 https://unfccc.int/news/earth-s-annual-resources-budget-consumed-in-just-7-months )となっていますが、ただ世界人口は増加の一途であることを忘れてはいけません。

※エコロジカルフットプリント 
人間活動により消費される資源量を分析・評価して、人間の生活や事業などがどれだけ自然環境に依存しているかについて、主に自然資源の消費量を土地面積で表すことにより、わかりやすく伝える指標のこと。言葉の意味は、自然生態(エコロジカル)を踏みつけた足跡(フットプリント)であり、ブリティッシュ・コロンビア大学で開発された。環境省は「人ひとりが持続可能な生活を送るのに必要な生産可能な土地面積(水産資源の利用を含めて計算する場合は陸水面積となる)」として啓発している。
(11月26日 加筆修正しました)


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by AKIO_TAKE | 2018-11-20 23:27 | 環境

食欲の秋ですが

人口が増加していく世界において、食料生産と食料廃棄は切実な暮らしの課題。
1年間の日本の食料廃棄量は約646万トン。これは世界の1年間の食料支援量の2倍と言われています。

環境を考えるということは、次の人の事を考える力をつけること。
フードイベントで賑わうシーズン、食欲の秋ですが今日はNHKクローズアップ現代の前キャスター国谷裕子さんの講演と企業やNPOが取り組む活動を拝聴しながら、「食」について学びを深めてきました。


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by AKIO_TAKE | 2018-11-10 21:46 | 環境
懐かしく思いつつ、現役バリバリでもあるタイトルの標語。
今朝の神戸新聞ウェブ版にあった「地下に巨大な"粗大ごみ"残す」のキャプション・・・かつて「未来都市の象徴」とされ、兵庫県芦屋市臨海部の地下輸送管を利用したごみ収集施設「パイプライン」を15年後から順次廃止する、という方針を固めたことを知らせるニュースです。この収集施設は地下に張り巡らせた直径約50㎝のパイプラインに空気を流し時速100キロ近いスピードでごみを貯留する槽から焼却炉にごみを送り込むシステムで、巨大な掃除機をイメージしていただければよいと思います。好きな時にごみが捨てられ、街の景観も損なわないという謳い文句でスタートした事業です。

横浜市でも国のモデル事業として1991年に「廃棄物収集管路回収事業」が決定され、「みなとみらい21地区」ではじまり、2018年3月末で役目を終えました。
横浜でも芦屋でも事業のスタート同時に「分別排出」「分別収集」が始まりつつあり、ある意味、未来都市の象徴でありながら「ごみの分別及び再資源化」とは逆行した施設になるのでは、と要らぬ心配をしたこともありました。
報道では、事業を停止しても稼働しないパイプラインは粗大ごみとして残され、停止後もしばらくはメインテナンスに費用(※)を投じなければならず使わない設備への税金投入やごみ・資源物の収集について市民と協議をはじめ、良い方法を見出したいと市のコメントを紹介しています。
ごみの排出抑制と再資源化促進という時代の流れと老朽化によってその役割を終える施設。変化し続ける「静脈システム」の在り方を考えされられるニュースでした。

(※)2004年度に廃止した東京・多摩ニュータウンは2012度にパイプラインの安全性を調査、2018年度も再度調べていて、廃止してもなお管理に追われていることも紹介しています。




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by AKIO_TAKE | 2018-10-24 12:02 | 環境

ちょっとお邪魔する

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天気予報では今週末は秋の気配があるかも、と伝えていますが横浜は今日も暑い1日でした。
自然にちょっとごめんなさいと言って、ちょっと人間が楽しめるくらいに変えさせてもらう。そうすれば自然も味方してくれると思うけれど、もう遅いのかな・・それでも、人が主人公じゃなくて、自然にちょっとお邪魔させてもらう存在として自然と接するという自然観で仕事をしていきたいと思う。

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by AKIO_TAKE | 2018-08-14 21:46 | 環境
2016年に食費の大量廃棄を禁止する法律を施行し、廃棄予定の食品はフードバンク等の援助機関に送るように、また、延べ床面積400平方メートルを超える店舗は、売れ残りの食品の受け入れを行っている慈善団体との契約を義務づけるなど先駆的に「もったいない」を実践しているフランス。食料廃棄の欧州のリーダー国として、そして今度は衣類においてまだ着られる衣服はリユースまたはアップサイクル等をして使えるようにするか或いはチャリテイーに寄付すべきとの声がフランス国内で高まり、寄付すると税控除や在庫経費も節約できるなど衣服メーカー側にもメリットを与え、2019年には衣料品の寄付を義務化する方針を打ち出しました。日本にそっくりそのままフランスの手法や仕組みを導入することは難しい(馴染みづらい)ですが、ある意味「もったいない」は日本のお家芸とも言われていますので、その名に恥じないようにできること・やることをしっかり続けていきたいと思います。

アップサイクル・・リサイクルの進化版のアイデアで、いらなくなったモノを捨てずに新しい素材として扱い、工夫を重ねて価値を高めること!

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by AKIO_TAKE | 2018-07-17 22:21 | 環境

引き継ぐために制限なし

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カナダで開催されていたG7=主要7か国首脳会議でプラスチックごみによる海洋汚染の問題が協議され、具体的な対策を各国に促す合意文書を取りまとめましたが、日本とアメリカは署名をしませんでした。(TBSnewsより)

先月末、タイ南部の海岸にクジラが打ち上げられ、地元の人々が救出を試みましたが残念ながら死んでしまったという出来事がありました。解剖の結果、胃の中から80枚余りのプラスチック製の袋が見つかり、重さにして約8キログラムのプラスチックごみが見つかったそうです。現地の専門家は、袋を大量に飲み込んでしまったため必要な栄養を摂取できなくなり、衰弱死したと分析しています。

また、世界経済フォーラム年次総会のダボス会議では、約30年後の2050年には重量ベースで海のプラスチックの量が魚を上回るという衝撃的なデーターを発表しています。石油由来のプラスチックは分解されるまで何十年という時間を必要とします。その過程で、波や太陽の光などで砕かれて細かくなり、海水やえさを取り込んだ海洋生物の体内に蓄積されていきます。現在、食物連鎖による人体への影響があるか否かは国連が調査を始めたばかりでわかっていませんが、プラスチックごみによる海洋汚染の深刻さは、至る所から報告される現実からあきらかです。

日本はプラスチックごみの高度な選別施設を擁し、国民の分別意識も高いとされていますが、しかし、海に直接捨てなくても、街に放置されたプラスチックごみは風や雨などに流されて最終的に海にたどり着きます。海の中のプラスチックごみをこれ以上増やさないための対策は、やはり発生を絶つことが肝要だと思います。使い捨てのプラスチック量を減らしながら、もっと分別精度を高め、街の中でプラスチックごみを見つけたら拾える時は拾って適正に処分する。ここまでは無銘の市民が対応していきます。そして、改善を早く進めるには、無銘の市民が流す汗を無駄にしないようにするには、政府による政策の誘導が欠かせないと思うのですが・・・


今回署名しなかった理由を日本政府は次のように述べています。
「プラスチックごみを減らしていく趣旨には当然、賛成しているが、国内法が整備されておらず、社会にどの程度影響を与えるか現段階では分からいので署名できなかった」。

市民として出来ることを続けていくしかない。
まだ、この現実はしばらく続きそうですが、やること、できることは無限ですから次世代に少しでも良い生活環境を引き継げることを考え、行動していきます。


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by AKIO_TAKE | 2018-06-10 23:47 | 環境

第〇期過渡期

タイトルの〇に入る数字は、
環境関連事業者によって捉え方が異なると思いますが、
今度はペットボトルリサイクルの現状についてNHKの放送番組です。


資源物の流通ルートに大きな変化がもたらされようとしています。

参考として・・
2007年 武松事業デザイン工房(株)設立時にサイトに掲載した業界への提案
→ 過渡期にあるリサイクル事業
私自身の振り返りもしてみる必要がありそうです。

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by AKIO_TAKE | 2018-05-08 23:51 | 環境
今朝のモーニングクロス(TOKO MX)で、ニューヨーク州知事が使い捨てレジ袋の禁止法案を提出、可決されれば来年1月1日から施行のニュースを流していました。
関連記事→https://www.dailysunny.com/2018/04/25/nynews0425-34/
環境保護団体からは抜け穴の多い法案という指摘もあるようですが、ニューヨーク州としては、以前から試行錯誤しながらもレジ袋の削減に向けて規制や条例策定をめざしていました。

いまやニューヨーク州だけでなく、プラスチック製品のごみについては、細かく砕かれた、いわゆるマイクロプラスチックの環境汚染被害が深刻化していることやイギリスのペットボトルなどの使い捨て容器にデポジット制度を導入計画など、世界各国でレジ袋やプラスチック製品の使用削減に対して様々な取り組み方法が発表され、実践されています。これから地球上には人がどんどん増えていくので、プラスチック製品をつかう機会も増えていくのかなぁと思います。
大きな波に向かっても、あれぇーと押し返されてしまう・・・あったら便利なものもいっぱいあるけれど、なくていいものもいっぱいあるので、とにかく自分がごみを減らすこと。これをやっていくことが日々のミッション。

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by AKIO_TAKE | 2018-04-26 10:07 | 環境