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カテゴリ:movie( 45 )

人間国宝の人形師が、薄れゆく伝統芸能を憂う呟きから始まるドキュメンタリー映画「台湾、街かどの人形劇」
http://machikado2019.com/index.php

時代に翻弄され、長き不遇にも耐え、しかし新たな変化をしなければ忘れ去れらるという葛藤・・台湾だけではなく世界中の伝統芸能が同じような境遇下にあるように思います。

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高さ30㎝程の赤い木箱には戯劇の神さま”田都元帥”が鎮座し、人形師の一番弟子が「私が継げば毎日線香を焚く フランスに行けばただの芸術品だ」と放った言葉に「伝統」とは生活の延長にあるものだと改めて意を強くします。

人間国宝も「近頃は役所の仕事ばかりだ」「呼ばれてイベントをする 情けない」と嘆く。かつては「街かどの人形劇」であって堅苦しいものではなかった。それがいつしか芸術とされ役所の後押しで披露しなければならなくなった。(生き残れなかった)

それぞれ国や地域の事情、政治的な側面もあって継承のスタンダード化はできない。しかし、それでも新しいなにかを願わずにはいられない。

「武松打虎(ウー・ソン・ダ・フー)」の布袋戯も映し出され、さらに親しみが(笑)

主題歌は台湾歌謡とオルタナティブロックの融合バンド「拍謝少年Sorry Youth」。
https://www.youtube.com/watch?v=dupkKrTAgZo
(曲は3:00~はじまります 歌詞はなに言っているかわかりません 苦笑)

シネマ ジャック&ベティ 1月31日まで
http://www.jackandbetty.net/


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by AKIO_TAKE | 2020-01-22 19:34 | movie

あったかい

「スノーマン」の作者レイモンド・ブリッグスが両親を描いた物語
「エセルとアーネスト ふたりの物語 https://child-film.com/ethelandernest/ 」

冒頭、作者は「人生も普通だった」と言うのですが・・・
第二次大戦下の暮らしの普通って、・・・

サウンドワークも素晴らしかった
あの時代の暮らしの音を聴くことができたから

尊い公共・公務、政治の大切さを改めて痛感
これらの崩壊が 普通のあったかい暮らしを破壊する

温もり溢れる素敵な映画
なんども涙が零れました

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by AKIO_TAKE | 2019-12-31 15:30 | movie

探す

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ストーリが進む中で一度も云ったことのない言葉を探す
探し出せないとわかっていても・・・

歩けない僕らは https://www.aruboku.net/
ガンバレとかうるせぇ https://natalie.mu/eiga/news/351745
2020年1月3日まで 横浜シネマリンで併映中

by AKIO_TAKE | 2019-12-25 23:23 | movie

愛される権利

12歳の少年が両親を訴え、裁判長から「何の罪で訴える」と問われ、「こんな世の中に、僕を産んだこと」と、
現実の世界では想像もつかない言葉からはじまる映画「存在のない子供たち http://sonzai-movie.jp/

現実の世界、と思う自身に、とっても狭い世界観しか持ち合わせていないと実感させれられながら観賞のはじまり。

出演している役者は映画の物語と似たような境遇にいる人たち。
日常の「不可視」的な扱いは、絶望を宣告されたかのような生気のない眼差しを産む。

日本でも子供たちが被害者となる、身じろぎもできない、心が痛くなるニュースが増えています。
生まれてくることを選べない子供たち、だからこそ、せめて愛される権利を親に要求できる。
12歳の少年の行動は、それを象徴するかのような行動です。

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by AKIO_TAKE | 2019-12-23 22:42 | movie
気候変動に警鐘を鳴らし、世界各地で気候変動をストップさせようとする活動家のソーシャルムービー。
ちょいとヒステリック気味な活動も取りあげられてますが、異なる切り口の活動は、それだけ気候変動による地球の危機を多くの人々が感じ取っている証かもしれません。

計り知れない価値を与えてくれた地球に対して_a0259130_23210285.jpg

by AKIO_TAKE | 2019-12-17 23:25 | movie

丁寧に生きよう

会議室に地図を広げ、その地図に線を描きながら進められる街づくりや街の再開発。

確かに、街づくり計画は地図の上で発想され、相談されていくものでもある。

しかし、その地図に描かれた現実の世界にはひとりひとりの市民が暮らしています。

そのことを忘れてはいけないのに、今も、どこかに、そのことが吹き飛んでしまっている。

「ここに居ていいんだよ」と、そんなことを言える人になりたい、そう思った作品でした。

映画「わたしは光をにぎっている」
https://phantom-film.com/watashi_hikari/

主題歌は、伸びのある歌声が印象的なカネコアヤノさんの「光の方へ」

https://www.youtube.com/watch?v=cE7-jDEKtE4

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by AKIO_TAKE | 2019-11-29 17:04 | movie

折り合い

R-18作品「火口のふたり」。
公式サイト http://kakounofutari-movie.jp/

止まぬ自然災害によって壊れかけゆく星に暮らす、ふたり。
世界が終わるときに、誰と一緒過ごしていたいか・・

そう遠くない日に世界が終わるのなら、いまを存分に生きる、生きよう、というメッセージにも、
享楽にふけっていると突然終焉を迎えることになるかもよ、そんなメッセージにもうけとれた。
相反するメッセージに、折り合いをつけながら生きるってどういうこと?を考えながら帰路に。

元文部省、現京都造形大学教授 寺脇研氏のお名前が企画にあったので足を運んだ作品。
環境メッセージの要素も盛り込まれた映画、と言っても良いと思う。

by AKIO_TAKE | 2019-08-31 23:58 | movie
ニューヨークの建物の廃材でギターをつくるショップ「カーマイン・ストリート・ギター」を舞台に、ミュージシャンが弾く唯一無二のギターの音色とギター職人の穏やかな交感で愁眉がひらかれていく、そんなドキュメンタリー映画です。ギターとミュージャンの会話だけで成立しているといってもいいほど、職人の傾聴力に惚れこみました!

廃材にストーリーが入って、唯一無二の作品に生まれ変わる・・まさにアップサイクル、こういうのが本当の持続可能っていうのではないかな。

 カーマイン・ストリート・ギター http://www.bitters.co.jp/carminestreetguitars/

これぞ、アップサイクル。_a0259130_18570449.jpg


by AKIO_TAKE | 2019-08-26 05:20 | movie

乾燥社会

思わず、スクリーンから視線をはずしたくなる感情のない場面
本来、人と人との間で交わされる豊かな五感・・その五感バランスが崩れ、乾いた現代社会を描く作品。

 アンダー・ユア・ベッド http://underyourbed.jp/

一言を大切に、五感を豊かなものとして日常を過ごすには・・そんな思いが巡る映画です。

※DVシーンがあります。ご注意ください。 

by AKIO_TAKE | 2019-08-21 23:56 | movie
実家は7代にわたって続く農場を経営し、家業を継ぐことをためらい、グリーンランドに新人教師として赴任したデンマーク人の若者、アンダースの体験を描くドキュメンタリー・アプローチ映画「北の果ての小さな村で」。グリーンランドはかつてデンマークの植民地でした。

1953年の憲法改正により植民地支配は終了。デンマークの一地方と同格の地位を得て、いまも近代化が推し進められるグリーランド。デンマークの同化政策が浸透する地方もあれば、本作の舞台となった町のように、何百年と厳寒の氷の世界で暮らしてきた人々の知恵と勇気と技術がつくりだす誇り高き暮らしが、今もなお続く地方もあるようです。

そんな地方の学校で近代の暮らし方しか知らない新人教師アンダースは、デンマークで身に着けたマニュアルに沿った授業を展開。当然ながら、赴任先の子供たちにとっての好奇心や自分たちの生活にアクセスできる教材がないので、学級崩壊同然に。本作は価値観の違いに苦悩しながら、これまで自分の行動を誘導してきた「私」のマインドセット(思考・先入観)に、赴任先のマインドセットを混成させながら、どうすれば社会に進展をもたらすことができるのかを探し出す。そんな問いが、映像から窺えました。

先述のように、本作は同化政策に「それがどうした」と背を向けているとも思える地方が舞台です。他方、デンマークとほぼ同様の暮らしを享受している地方もある。故にグリーンランドと言っても十把一絡(じっぱひとからげ)に論じることはできないと思います。
環境問題の観点からグリーンランドを眺めれば、レアアース、ダイヤモンド、銅など75種類以上の鉱物資源が地下に眠っていると言われています。この地下に眠る資源の採掘産業が本格的になればデンマークなど近隣の欧州諸国だけでなく、地球上の国々から注目を浴び、それこそ様々な価値観が否応なく持ち込まれていくはずです。

第4次産業が急速に発展してく中で、「動物と人」「植物と人」「人と人」「人と自然」など、他者との関わりに温かな交感がもてる環境保全活動を模索している私には面白い作品でした。

エンディングも良かった  https://www.youtube.com/watch?v=Nhs9nsLjUmI

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※文章作成にあたりパンフレットから文を引用させていただいています。

by AKIO_TAKE | 2019-08-13 11:19 | movie