会議室に地図を広げ、その地図に線を描きながら進められる街づくりや街の再開発。
確かに、街づくり計画は地図の上で発想され、相談されていくものでもある。
しかし、その地図に描かれた現実の世界にはひとりひとりの市民が暮らしています。
そのことを忘れてはいけないのに、今も、どこかに、そのことが吹き飛んでしまっている。
「ここに居ていいんだよ」と、そんなことを言える人になりたい、そう思った作品でした。
映画「わたしは光をにぎっている」
https://phantom-film.com/watashi_hikari/
主題歌は、伸びのある歌声が印象的なカネコアヤノさんの「光の方へ」
https://www.youtube.com/watch?v=cE7-jDEKtE4

そう遠くない日に世界が終わるのなら、いまを存分に生きる、生きよう、というメッセージにも、
相反するメッセージに、折り合いをつけながら生きるってどういうこと?を考えながら帰路に。
廃材にストーリーが入って、唯一無二の作品に生まれ変わる・・まさにアップサイクル、こういうのが本当の持続可能っていうのではないかな。
カーマイン・ストリート・ギター http://www.bitters.co.jp/carminestreetguitars/

環境問題の観点からグリーンランドを眺めれば、レアアース、ダイヤモンド、銅など75種類以上の鉱物資源が地下に眠っていると言われています。この地下に眠る資源の採掘産業が本格的になればデンマークなど近隣の欧州諸国だけでなく、地球上の国々から注目を浴び、それこそ様々な価値観が否応なく持ち込まれていくはずです。
第4次産業が急速に発展してく中で、「動物と人」「植物と人」「人と人」「人と自然」など、他者との関わりに温かな交感がもてる環境保全活動を模索している私には面白い作品でした。
10代 20代 40代、それぞれの世代だからこそ湧き上がる心の葛藤や相手に対するストレートな想い、感情、でも、それがうまく伝わらいもどかしさ
うまく伝わらないもどかしさを、小倉嘉子(キャスト名)が絞り出すように「私は自信がないから、人といることが苦手なんです」と表現したシーンは、もしかしたら多くの人が心の中に抱えていて、それをカバーするために喜怒哀楽が人には備わっているのかなと、とても印象に残ったシーンでした。
映し出される映像が現実と空想を行ったり来たりなので、時々、ストーリーがわからなくなりそうになる・・頭の中をせわしく整理することを要求してくる作品なので、眠くなることはなかったです笑
ちょっと摩訶不思議な作品ですが、映画の主題歌「島がある 星がある」も良かったです。京都に行ったら「嵐電」に乗りたいな。

今夜の映画は「HAPPY~しあわせを探すあなたへ」
https://www.youtube.com/watch?v=X_rsnH54sWw
「幸せ」についての映画です。幸せってなんだ?幸せになるにはどうしたらいい? 幸せって、人それぞれの価値観によって異なるけれど、日々を充実して過ごせれば、いつしか争いごとなども「クシャクシャに丸めてポイ」とできるんじゃないか。固定したプライドなんかを自分の心でしっかりコントロールできれば・・それだけでも、ちゃんとできるよう努力すればいいのかなーなんて思いながらスクリーンを観ていました。「充実」ってのが、また難しいけれど笑 なんだか禅問答になりそうですね。ゲストトークも軽快なテンポでgoodでした!
私も何度か上映会を開催したことがあるけれど、企画してみようかしら・・内なる心に聞いてみよう
1960年代のイギリスを音楽、アート、ファッションを中心に新しい文化の誕生を描いたドキュメンタリー映画「マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!」
https://www.youtube.com/watch?v=g_FhM4JZn6M
若者たちがつくりだすカルチャーの活気あふれるドキュメンタリーだからなのか、映像が素早く展開されていきます。最初の方は、ちょいとついていくのが大変でした笑
そんな素早いパッチワークのような映像でも、60年代のポップカルチャーが後世の世界にどのように影響を与えているかという観点も描かれていて、単なる「昔はよかったね」に留まらないところに好感度がアップした映画でした。

脚色せずありのままの135分は少し長いけれど、クラプトンファンやブルース、ロック、ギター等に関心ある方は楽しめる作品かなと思います。ユーザーレビューでは前半のパッチワーク的な映像でちょいと眠くなってしまった方もいたようですが、60年代から70年代初頭のLIVE演奏など初めて見たものもあってよかった。けれど、贅沢言えば若い時の攻撃的なギターが響く演奏シーンはもうちょっと見たかったなぁ、が本心。
いつだったかは忘れてしまったけれど、はじめて買ったクラプトンのアルバムは「いとしのレイラ(Layla and Other Assorted Love Songs)」。聴きたいけれどプレーヤーがないから・・YOUTUBEで楽しもうかな
アルバムリリースやプライベートな出来事が掲載されている年代記のパンフレットは充実してます。


キャストもスタッフもロケ地も音楽もすべてがイギリス・・50代には「あぁ、そんなこともあったな~」とノスタルジック的なムービー「モダンライフ・イズ・ラビッシュ」
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=7W5R2f6UO0k
訳すと、現代の生活はクズなのか、というタイトル。
時を経るにつれアナログとデジタルの微調整は効かなくなっていき、想いでのCDやレコードを整理して一度は別々の道へ・・
本作が監督として長編映画デビューということもあってインディーズ感あふれる作品。UKロック好きにはたまらない一本だし、テーマソング「リコリス・ガール(LIQUORICE ALLSORT GIRL )」もGoodな一曲です。
