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カテゴリ:movie( 36 )

実家は7代にわたって続く農場を経営し、家業を継ぐことをためらい、グリーンランドに新人教師として赴任したデンマーク人の若者、アンダースの体験を描くドキュメンタリー・アプローチ映画「北の果ての小さな村で」。グリーンランドはかつてデンマークの植民地でした。

1953年の憲法改正により植民地支配は終了。デンマークの一地方と同格の地位を得て、いまも近代化が推し進められるグリーランド。デンマークの同化政策が浸透する地方もあれば、本作の舞台となった町のように、何百年と厳寒の氷の世界で暮らしてきた人々の知恵と勇気と技術がつくりだす誇り高き暮らしが、今もなお続く地方もあるようです。

そんな地方の学校で近代の暮らし方しか知らない新人教師アンダースは、デンマークで身に着けたマニュアルに沿った授業を展開。当然ながら、赴任先の子供たちにとっての好奇心や自分たちの生活にアクセスできる教材がないので、学級崩壊同然に。本作は価値観の違いに苦悩しながら、これまで自分の行動を誘導してきた「私」のマインドセット(思考・先入観)に、赴任先のマインドセットを混成させながら、どうすれば社会に進展をもたらすことができるのかを探し出す。そんな問いが、映像から窺えました。

先述のように、本作は同化政策に「それがどうした」と背を向けているとも思える地方が舞台です。他方、デンマークとほぼ同様の暮らしを享受している地方もある。故にグリーンランドと言っても十把一絡(じっぱひとからげ)に論じることはできないと思います。
環境問題の観点からグリーンランドを眺めれば、レアアース、ダイヤモンド、銅など75種類以上の鉱物資源が地下に眠っていると言われています。この地下に眠る資源の採掘産業が本格的になればデンマークなど近隣の欧州諸国だけでなく、地球上の国々から注目を浴び、それこそ様々な価値観が否応なく持ち込まれていくはずです。

第4次産業が急速に発展してく中で、「動物と人」「植物と人」「人と人」「人と自然」など、他者との関わりに温かな交感がもてる環境保全活動を模索している私には面白い作品でした。

エンディングも良かった  https://www.youtube.com/watch?v=Nhs9nsLjUmI

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※文章作成にあたりパンフレットから文を引用させていただいています。

by AKIO_TAKE | 2019-08-13 11:19 | movie

もどかしく

10代 20代 40代、それぞれの世代の恋愛を描いた映画「嵐電http://www.randen-movie.com/
10代 20代 40代、それぞれの世代だからこそ湧き上がる心の葛藤や相手に対するストレートな想い、感情、でも、それがうまく伝わらいもどかしさ

うまく伝わらないもどかしさを、小倉嘉子(キャスト名)が絞り出すように「私は自信がないから、人といることが苦手なんです」と表現したシーンは、もしかしたら多くの人が心の中に抱えていて、それをカバーするために喜怒哀楽が人には備わっているのかなと、とても印象に残ったシーンでした。

映し出される映像が現実と空想を行ったり来たりなので、時々、ストーリーがわからなくなりそうになる・・頭の中をせわしく整理することを要求してくる作品なので、眠くなることはなかったです笑 

ちょっと摩訶不思議な作品ですが、映画の主題歌「島がある 星がある」も良かったです。京都に行ったら「嵐電」に乗りたいな。

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by AKIO_TAKE | 2019-07-13 23:26 | movie

内なる心

中越パルプ工業株式会社が主催する、銀座を拠点にした、社会は映画の上映会゜銀座ソーシャル上映会」に行ってきました。多くの人に社会課題と自分との接点を増やしてもらいたい、考えるきっかけをつくってもらいたいと思い、ひとりの社員が始めた活動とのこと。素晴らしいです。

今夜の映画は「HAPPY~しあわせを探すあなたへ」
https://www.youtube.com/watch?v=X_rsnH54sWw

「幸せ」についての映画です。幸せってなんだ?幸せになるにはどうしたらいい? 幸せって、人それぞれの価値観によって異なるけれど、日々を充実して過ごせれば、いつしか争いごとなども「クシャクシャに丸めてポイ」とできるんじゃないか。固定したプライドなんかを自分の心でしっかりコントロールできれば・・それだけでも、ちゃんとできるよう努力すればいいのかなーなんて思いながらスクリーンを観ていました。「充実」ってのが、また難しいけれど笑 なんだか禅問答になりそうですね。ゲストトークも軽快なテンポでgoodでした!

私も何度か上映会を開催したことがあるけれど、企画してみようかしら・・内なる心に聞いてみよう

by AKIO_TAKE | 2019-07-01 23:14 | movie

ポップカルチャー

飛行機からビートルズが降りてくる映像も、百万回も流された映像は使いたくなかったとプロダクション・ノートに書かれている通り、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フーなどの映像も、ごく一般的な音楽好きの私にとっては、いままで見たことがないものばかり。

1960年代のイギリスを音楽、アート、ファッションを中心に新しい文化の誕生を描いたドキュメンタリー映画「マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!」
https://www.youtube.com/watch?v=g_FhM4JZn6M
若者たちがつくりだすカルチャーの活気あふれるドキュメンタリーだからなのか、映像が素早く展開されていきます。最初の方は、ちょいとついていくのが大変でした笑

そんな素早いパッチワークのような映像でも、60年代のポップカルチャーが後世の世界にどのように影響を与えているかという観点も描かれていて、単なる「昔はよかったね」に留まらないところに好感度がアップした映画でした。

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by AKIO_TAKE | 2019-06-08 22:21 | movie

ブルースに魅せられて

ギタリスト エリック・クラプトンのドキュメンタリー映画「エリック・クラプトン~12小節の人生~ 」
脚色せずありのままの135分は少し長いけれど、クラプトンファンやブルース、ロック、ギター等に関心ある方は楽しめる作品かなと思います。ユーザーレビューでは前半のパッチワーク的な映像でちょいと眠くなってしまった方もいたようですが、60年代から70年代初頭のLIVE演奏など初めて見たものもあってよかった。けれど、贅沢言えば若い時の攻撃的なギターが響く演奏シーンはもうちょっと見たかったなぁ、が本心。

いつだったかは忘れてしまったけれど、はじめて買ったクラプトンのアルバムは「いとしのレイラ(Layla and Other Assorted Love Songs)」。聴きたいけれどプレーヤーがないから・・YOUTUBEで楽しもうかな
アルバムリリースやプライベートな出来事が掲載されている年代記のパンフレットは充実してます。


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by AKIO_TAKE | 2019-01-03 23:59 | movie

デジタル & アナログ

デジタルを嫌いシステム化していく社会に追いつかないバンドマンと現代の考え方に適応するキャリアウーマンのLOVE STORY
キャストもスタッフもロケ地も音楽もすべてがイギリス・・50代には「あぁ、そんなこともあったな~」とノスタルジック的なムービー「モダンライフ・イズ・ラビッシュ」
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=7W5R2f6UO0k

訳すと、現代の生活はクズなのか、というタイトル。
時を経るにつれアナログとデジタルの微調整は効かなくなっていき、想いでのCDやレコードを整理して一度は別々の道へ・・

本作が監督として長編映画デビューということもあってインディーズ感あふれる作品。UKロック好きにはたまらない一本だし、テーマソング「リコリス・ガール(LIQUORICE ALLSORT GIRL )」もGoodな一曲です。

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by AKIO_TAKE | 2018-11-14 22:41 | movie

2017年本屋大賞ノミネート作品「コーヒーが冷めないうちに」。
自分の望む過去に戻れることを軸に、いくつかのエピソードを織り交ぜたオムニバス形式の作品です。

アマゾンのブックレビューでは芳しくない評価ですが、私には印象深い言葉と情景が浮かぶ心温まる一冊でした。書籍は今年1月に読んで、今日は映画を観てきました。
http://coffee-movie.jp/index.html

配役も有名な方ばかりで理由もなく映画は躊躇していたのですが、書籍には無い配役もあり、気になって足を運んできました。元町やその周辺でも撮影していたのですね。

これから行動や考え方を変えるために、過去は変えられないけれど心は変わる、変えられる・・人の記憶って素敵だなと思います。

書籍にも、
・私にとっては「そんなこと」でも、あなたにとっては「苦しんできたコンプレックス」
・昼間なのに時間を感じさせないのは窓がないからだろう。
・人間は、見たもの・聞いたものをそのまま受け入れることはない。そこには、経験、思考、都合、妄想、好き嫌い、知識、その他様々な感性が働き、目や耳から入ってくる情報を歪曲させる。
などの一文が軽やかに心機を再転させてくれたことを覚えています。本と映画どっちがいい?と問われたら、どちらかと言えば、私はまず書籍をオススメするかな・・

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by AKIO_TAKE | 2018-10-07 22:43 | movie

いっぱい 人生のエール

エンドロールで、もう1回観たいな~と思った「The Last Word」
web → http://tsuzurimasu.jp/

成功を収めた老婦人が自身の訃報記事を生前に執筆することを思いつき、若い女性新聞記者に原稿を依頼するところからスタートする作品。いい言葉もたくさん詰まっているし、80歳過ぎてからDJの職を得ちゃうシーンもあるから音楽もGood!!

楽曲リストの一部↓(出典 YouTube)
Hey Now / The regrettes
Waterloo Sunset / The Kinks

映画レビューも、なかなか良いですよ。
私はジャック&ベティで観ました・・この映画館では4月13日(金)まで公開中。


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by AKIO_TAKE | 2018-04-08 21:42 | movie

美しい手仕事

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糸を編むことを通して表現するアーティスト4組の活動を描いたクラフト・アート・ドキュメンタリー。web → YARN<糸>
僕は編み物をやったこともないけれど、古着リメイクのワークショップやファッションショーを主催しているので、観なきゃと直感した作品。監督は本作品がはじめての長編作となるウナ・ローレンツェンというアイルランド人の女性映像作家さん。YARN<糸>羊と編み物文化が深く国民に根付くアイスランドの方ならではの映画の題材ですね。

カメラを向けた4組のアーティストを選んだ理由は、環境と相互に関係しあい、建築やストリート、自然の一部となる作品を自分自身の手でつくりだしていて、言うまでもなく、人とつながっているから、ということのようです。
今年も開催予定の「かんきょう文化祭 kankyo-design.org」のコンセプトにも通ずるものがあります。活発に新しい作品を生み出す人たちの様子を見て元気をもらうところも映画の良いところ。そういう意味でも前に進むチカラを与えてくれた作品です。



by AKIO_TAKE | 2018-04-01 23:24 | movie

シートで身を鎮めて

やわらかな街の灯りが欧州であることを印象づける作品「ポルト」異なる質感で映し出される綺麗な街並み、一度は訪ねてみたいですね。観たのは1月末だったかな。結局2月は映画館に行けずじまいでした。
この春に観たい映画が3本ほどある。ここのところイマイチな心身を調えに、なんとか観に行かなきゃ。


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by AKIO_TAKE | 2018-03-16 23:50 | movie