カテゴリ:movie( 31 )

デジタル & アナログ

デジタルを嫌いシステム化していく社会に追いつかないバンドマンと現代の考え方に適応するキャリアウーマンのLOVE STORY
キャストもスタッフもロケ地も音楽もすべてがイギリス・・50代には「あぁ、そんなこともあったな~」とノスタルジック的なムービー「モダンライフ・イズ・ラビッシュ」
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=7W5R2f6UO0k

訳すと、現代の生活はクズなのか、というタイトル。
時を経るにつれアナログとデジタルの微調整は効かなくなっていき、想いでのCDやレコードを整理して一度は別々の道へ・・

本作が監督として長編映画デビューということもあってインディーズ感あふれる作品。UKロック好きにはたまらない一本だし、テーマソング「リコリス・ガール(LIQUORICE ALLSORT GIRL )」もGoodな一曲です。

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by AKIO_TAKE | 2018-11-14 22:41 | movie

2017年本屋大賞ノミネート作品「コーヒーが冷めないうちに」。
自分の望む過去に戻れることを軸に、いくつかのエピソードを織り交ぜたオムニバス形式の作品です。

アマゾンのブックレビューでは芳しくない評価ですが、私には印象深い言葉と情景が浮かぶ心温まる一冊でした。書籍は今年1月に読んで、今日は映画を観てきました。
http://coffee-movie.jp/index.html

配役も有名な方ばかりで理由もなく映画は躊躇していたのですが、書籍には無い配役もあり、気になって足を運んできました。元町やその周辺でも撮影していたのですね。

これから行動や考え方を変えるために、過去は変えられないけれど心は変わる、変えられる・・人の記憶って素敵だなと思います。

書籍にも、
・私にとっては「そんなこと」でも、あなたにとっては「苦しんできたコンプレックス」
・昼間なのに時間を感じさせないのは窓がないからだろう。
・人間は、見たもの・聞いたものをそのまま受け入れることはない。そこには、経験、思考、都合、妄想、好き嫌い、知識、その他様々な感性が働き、目や耳から入ってくる情報を歪曲させる。
などの一文が軽やかに心機を再転させてくれたことを覚えています。本と映画どっちがいい?と問われたら、どちらかと言えば、私はまず書籍をオススメするかな・・

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by AKIO_TAKE | 2018-10-07 22:43 | movie

いっぱい 人生のエール

エンドロールで、もう1回観たいな~と思った「The Last Word」
web → http://tsuzurimasu.jp/

成功を収めた老婦人が自身の訃報記事を生前に執筆することを思いつき、若い女性新聞記者に原稿を依頼するところからスタートする作品。いい言葉もたくさん詰まっているし、80歳過ぎてからDJの職を得ちゃうシーンもあるから音楽もGood!!

楽曲リストの一部↓(出典 YouTube)
Hey Now / The regrettes
Waterloo Sunset / The Kinks

映画レビューも、なかなか良いですよ。
私はジャック&ベティで観ました・・この映画館では4月13日(金)まで公開中。


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by AKIO_TAKE | 2018-04-08 21:42 | movie

美しい手仕事

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糸を編むことを通して表現するアーティスト4組の活動を描いたクラフト・アート・ドキュメンタリー。web → YARN<糸>
僕は編み物をやったこともないけれど、古着リメイクのワークショップやファッションショーを主催しているので、観なきゃと直感した作品。監督は本作品がはじめての長編作となるウナ・ローレンツェンというアイルランド人の女性映像作家さん。YARN<糸>羊と編み物文化が深く国民に根付くアイスランドの方ならではの映画の題材ですね。

カメラを向けた4組のアーティストを選んだ理由は、環境と相互に関係しあい、建築やストリート、自然の一部となる作品を自分自身の手でつくりだしていて、言うまでもなく、人とつながっているから、ということのようです。
今年も開催予定の「かんきょう文化祭 kankyo-design.org」のコンセプトにも通ずるものがあります。活発に新しい作品を生み出す人たちの様子を見て元気をもらうところも映画の良いところ。そういう意味でも前に進むチカラを与えてくれた作品です。



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by AKIO_TAKE | 2018-04-01 23:24 | movie

シートで身を鎮めて

やわらかな街の灯りが欧州であることを印象づける作品「ポルト」異なる質感で映し出される綺麗な街並み、一度は訪ねてみたいですね。観たのは1月末だったかな。結局2月は映画館に行けずじまいでした。
この春に観たい映画が3本ほどある。ここのところイマイチな心身を調えに、なんとか観に行かなきゃ。


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by AKIO_TAKE | 2018-03-16 23:50 | movie

音楽は心を救い上げる

第二次大戦下に心弾む、軽快なJAZZ。音楽映画としては楽しめる反面、人が人を排除する時代を描くシーンは最近の世相とオーバーラップし、これから迎えるであろう理不尽な社会にどう備えたらいいのかと、そんなことも考えさせられる映画でした。ジャズミュージシャン ジャンゴ・ラインハルトの生き様を描いた作品で、人差し指と中指だけで高速フレーズを弾き出す奏法に、気づけばスウィングしながらスクリーンを眺めている・・散りばめられたうつくしい演奏シーンは、音楽好きには見逃せない作品では、と思います。最後の「ロマのためのレクイエム」の荘厳なシーンには、感動。今年はもっと映画館に足を運ぶぞ!!

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by AKIO_TAKE | 2018-01-19 17:29 | movie

幸せの種

優しい気持ちになる作品でした~ ストーリーはさわやかな人間模様と定番的ではあるけれど、もう一度映画館に足を運んでもいいかなぁと・・。
別に感じる必要はないけれど、ほぼ満席、しかも95%女性というなんとなくアウェー感!!のなかでの鑑賞で、不覚にもポロッと一度こぼれた水玉が止まることなく、ちょいと恥ずかしかったなぁ(笑) でも、それくらい今の僕の心を震わせてくれる映画(マイ ビューティフル ガーデン)でした。

一歩踏み出す勇気や変われることの喜びを「庭づくり」というテーマを通して、4人のキャストがユーモアたっぷりに短いセンテンスで人生論を繰り出していきます。もっともっと混沌を愉しめるようにならなきゃなぁと思ったりして。

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by AKIO_TAKE | 2017-05-02 18:59 | movie

人類の運命

映画「人類遺産」を観ました。

雨、風、鳥のさえずりの音と映像のみ・・廃墟を定点カメラで捉え、数十秒ごとのカットが切り替わっていく90分。登場人物やキャプション、BGMは全く無し。そして人の生活音は当然皆無。日テレで毎日曜日に放送されている「音のソノリティ」の映像部分を朽ち行く廃墟に差し替えて制作された作品、という感じでしょうか。

人類が去った後に残された構造物は無機質に無表情で佇み、そして残された人工物はあきらかに自然界にとって異質・・人類の英知を集積してつくられた構造物は、やっぱり人類の手入れが欠かせない。人類は地球が産み出す資源をつかって、構造物を建て、生活し、要らなくなったら廃棄物として地球に戻す(再使用・再資源化した後の話です)。この作品では、廃墟としてそのまま放置してしまう、されてしまう世界を表現。

朽ちた建物の陽があたるところには草花が生い茂る。あらためて自然の営みにありがたさの念を抱く作品でした。気候変動はじめ、地球環境の変化に、人類の運命も併走しているんだぁと思います。


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by AKIO_TAKE | 2017-05-01 10:49 | movie

Simple is Best

四角いものがピタッとおさまる行儀いい生活もいいけれど、折角なんだから、ヘンなこだわりやしがらみは捨てちゃって、野生的に自失するくらい心を弾ませちゃったらどうよ。要はアンタ次第、壁をぶっ壊すかどうかはアンタに任せるよ。僕にはそんなメッセージを送り届けてくれた映画だったな。

(壁ぶっこわしも、ひとりじゃ、なかなか難しいけれどね。映画も他者との関わりがあって気づくことになる)

原題は「マッターホルン」で邦題は「孤独のススメ」と、なんとも「?」なタイトルにもちょい惹かれ、ジャック&ベティで観てきました。

オランダの美しくゆったりした風景に合わせたわけではないだろうけれど、のんびりしたストーリー進行なのでラストへと向かう展開はちょっと急ぎ足でしたが、シャーリー・バッシーの「This Is My Life 」が歌われ、「過去の感情はもういい」「生きさせてくれ」「これが私」と流れるテロップに思わず、ホロッと・・。最近、涙腺弱いよなぁ(笑)

それと、多様という「言葉」で、みんなで理解しあって支え合っていこうぜ!!的な感じで背中を押されることもたびたびありますが、「言葉」だけですべてを処理・理解する風潮には気をつけな!、言葉で処理する前に「多様」を認められる様に心を成熟させる方が先。とそんなメッセージも含まれているような気がした。

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by AKIO_TAKE | 2016-05-07 23:33 | movie

こだわりと時代の流れ

昨年末の「ザ・トゥルー・コスト」以来となる映画は、能登半島を舞台に理想の一献を醸すための技術と思いを語り継ぐドキュメンタリー「一献の系譜」。

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酒造りをする冬の間は蔵にこもり、暮らしのすべてを捧げる杜氏と蔵人たち。いくつかの失敗、試練を乗り越え、名人と呼ばれるまでのプロセスもさることながら、杜氏の生き様に感情を揺さぶれる作品でした。半年に及ぶ蔵人との生活は、杜氏自身の家族のみならず、蔵人の家族まできっちり責任を引き受ける、その覚悟の顔は身が引き締まる思いです。企業経営も全く同じですが、ひとつの技法にこだわる故の覚悟の深さを浴びるだけでも、本作を鑑賞するに値すると思います。

他方、杜氏組合の研修で、これからの時代は杜氏に依存するだけではなく、企業社員がつくっても安定した酒質が醸し出せるように、そして蔵人が離職しない就業環境に努めるべきではないか、と杜氏の名人や先輩たちに社員杜氏が問いかけるシーンがあります。まさに「時代の流れ」をこれからどう捉え、どのように構築しなければならないのかを問うものです。スクリーンの中では真一文字の口のまま、次のシーンへと展開していきますが、どの業態においても「伝統と時代の流れ」という混迷課題が存在するものだなぁと思いました。

冒頭、雪に埋もれた棚田で豊作を祈願する美しさは、圧巻。
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by AKIO_TAKE | 2016-03-02 22:42 | movie