カテゴリ:look/gaze( 231 )

発見力

1月6日の投稿は横浜中華街にとって「初めての経験」になる、ということで取り上げたものです。様々な国から横浜中華街を訪れるお客様が増えることは歓迎する一方で、日本の生活習慣・物事に対する解釈では理解・対応できない事象が増えていくことになります。

中国からのお客様だけでなく、世界各国からお迎えすることは、そうした事象が増えていくことを想定して対応策を検討するという、とても良質な時間を得られる機会です。横浜中華街には商店街の協同組合もありますので、まさにこのような課題は組合で検討、対策を考えていくには最適な案件です。

そもそも日本の生活習慣・物事に対する解釈では理解しづらい事に「初めて向き合う」わけなので、明確な解決策を用意するというより、お初にお目にかかりますに対してをどうするのか・・また、こうした機会が増える可能性があるのなら、解決策を導きだすだけではなく、初めて向き合いそうな案件を探りあてる発見力を組合として持ち合わせていく方が、組合事業としても高い評価を得られるのではないかと思います。石を投げてみて、その波紋がどのくらい広まるのか・・その広がり方で課題に対する関心度合いの深さも図れます。1/6の投稿の内容も「初めて向き合う」案件です。

外国の訪日旅行(インバウンドツーリズム)の対応の在り方で組合のクオリティが問われ、そのクオリティ次第で将来の中華街の評価や期待値が決まっていきます。二次情報の新聞に掲載されたということは、課題が深刻化している地域があることを示唆しています。インバウンドツーリズムは中華街の発展に光をもたらす要素です。いまは明確な解決策がなくとも、アンテナを高く張って情報(起きていること)を蓄積、整理し、「問い合わせられる能力」を高めておくことが大切ではないか、そう思います。

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by AKIO_TAKE | 2019-01-09 07:05 | look/gaze

懸念は見落とさず

6日 神奈川新聞朝刊の論説/特報に「箱根観光 白タク横行」の見出し

訪日外国人客の増加に伴い、国内有数の国際観光地箱根で、中国人観光客を乗せた中国人ドライバーによる白タクが横行していることを伝える記事です。正規メーターよりも安価で利用でき、なにより中国人ドライバーなので中国語が話せる安心感もあり、利用者が増えているようです。しかし、国土交通省神奈川運輸支局によれば、白タク行為は道路交通違反であり、箱根町からすると交通事故などの不安もあり対策が急がれています。

一方で、今後訪日外国人客が増えることを見越して神奈川県内の他の観光地でも、違反行為が見受けられ始めたとのこと。横浜中華街は横浜を代表する観光地だけではなく、所在地の山下町は約11,000人の居住者の街でもあります。違反行為が県内各地に広がることで居住者が危険にさらされることのないように、それぞれの地元に今から対策を検討しておくよう求めているような記事でした。

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by AKIO_TAKE | 2019-01-06 23:45 | look/gaze

世の中は更新され続ける

師走らしい空が広がった今日の横浜。
先日、神奈川県が「 持続可能な社会の実現に向け、新素材を活用してアップサイクルモデル実証事業 (記事) 」に取り組む、という記者発表をしました。石灰石を主成分に、水や木をほぼ使用せず、紙の代替製品や石油由来の原料の使用削減の削減に貢献し、プラスチックも代替製品として活用できる新素材「LIMEX」を用いた取り組みです。

テレビでも今年の春に取り上げられていた新素材です。石灰石を主成分として紙やプラスチックの代替製品をつくること自体は新しいことではないのですが、今回の神奈川県の取り組みに、印刷大手の凸版印刷や大日本印刷や新素材で作った紙の回収箱設置先として日本郵便があったり、これまでの取り組みより進んだ印象をうけます。記者発表によると使用済みの紙代替製品を廃棄する場合は、燃えるゴミ扱いで古紙回収には出さない、としています。製紙メーカーとも事前に協議されていらっしゃるようです。こうした取り組みを従来の再生資源業者や廃棄物処理業者はどのように受け止めているのだろうか、新年を迎えたらヒアリングしてみようかと思います。

凛とした青空の夜は息白し・・冷え込みそうだな~

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by AKIO_TAKE | 2018-12-28 17:59 | look/gaze

ポジティブ思考で

私は少しでも多くの方に、環境問題に関心を持ってほしくて「ごみはひとが関心をもって行動した後に残るもの、そして、ひとの無関心がカタチになったものだ」を行動指針として環境啓発活動を行っています。

私は「関心」を持ってくださいと、お願いをしています。お願いする以上、私の認識や理解が欠乏していること事柄に対して「関心」を持つことができるよう工夫することが、私自身に課せられた問題となります。昨日の高校生写真展を見た後に、世界を知る写真展「ボイス・オブ・アメリカ」に足を運んできました。アフリカのチャド湖周辺のカメルーン、チャド、ナイジェリア、ニジェールの人道危機の現状を4名の写真家が伝える展示会です。この4か国は紛争や情勢不安、そして気候変動の影響を強く受け、極めて不安定な状況にあります。

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「関心」を持とうとしても、その対象に対してほとんど認識や理解がない場合は「なにに」「なにから」取り組めばいいのか、それすら見当がつかないこともあります。そんな状況から一歩でも前に進むヒントに、写真展やセミナー、テレビの報道、インターネットの記事見出しなどがあります。認識・理解が欠如している状態から、実感や興味が湧いてきた、という状態になるように、どのような説明がされているか。しかも、ネガティブな気持ちにさせない、危機感を煽らない。むしろポジティブ思考で環境啓発活動を続けていきたいと思っています。

「ボイス・オブ・アフリカ」では、4名の写真家それぞれが選んだ「最も思い入れのある一枚」が作品のキャプションとインタビューで示され、撮影者の視線をより深く考えることができる工夫がされていました。紛争や気候変動、人口増加がもたらす現実と、それが人々にもたらした姿を伝える展示は、触れる機会のないアフリカ諸国の現状を知ることでき、「関心」の種が私の中に蒔かれたように思います。その種を成長させるには私がちゃんと水やりをするかどうかに掛かっています。その水やりにも色々な工夫が必要です。

環境問題に関心ある皆様、「かんきょう文化祭」や環境啓発活動に対して気づいたことや新しい情報があればぜひ教えてください。今まで皆様と積み上げてきたことをたくさんの人と分かち合えたら嬉しいです。よろしくお願いします!

連絡先 info@kankyo-design.org

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by AKIO_TAKE | 2018-12-25 00:43 | look/gaze

こみあげる

「人は、いまの価値を求めていて、次の世代のことを受け入れられない」か・・。そう言われたり、感じたりすることがある。

環境問題を考えるということは次の人のことを考えるチカラをつけること、を行動指針にする私にとって、なんだかわからなけれど、心の底から何かがこみあげてくる。
行動指針は間違っているのだうか・・まだまだ、努力があまい。

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by AKIO_TAKE | 2018-12-03 21:51 | look/gaze
今夜のNHK「首都圏情報ネチタドリ!」 あなたの知らぬ間に 都心バスの減便の謎を追え

いま、路線バスでは乗客が多いのに減便するという事態が起きていて、渋谷-新橋間、品川-新宿間などの利用客が多い都営バス路線でも、住宅街では黒字なのに減便され、さらには廃止となるバス路線が起きているのは何故なのか、その理由を探る検証とリポートをしていました。
私も週に3、4回は路線バスのお世話になっていますがバスの運転手という仕事はトイレに行きたくてもガマン、バス内の乗客にも目配りし、乗客の健康状態やトラブルにも気を配り、そして渋滞や道路工事と格闘しながら時間通りに運行する綿密さも要求され、じつに大変な仕事だと思います。

番組では過酷な労働環境や条件の割には低い年収、待遇が改善できず、結果、運転手が足りなくなりやむなく減便となる。バス運転手の平均労働時間は1ヶ月で210時間、全業種平均より30時間も長く、平均年収は448万円で全業種平均に比べて1割低く、入社4年で約半数が退職している、と紹介していました。

過疎地では人口減少に伴う利用客の減少、そして赤字になり減便または路線廃止という事実はそれこそ10年以上前からありました。そして今回のリポートは都心部で黒字でも減便になっていくというものですが、この現象も急に起きているわけではないです。7~8年前から、にわかに運送事業ドライバー(バス、トラック、タクシー)が集まりにくくなっており、運送業界では要対策事項になっていました。荷主さんや路線バスの運賃値上げで待遇改善の財源を確保したいところですが、需要への影響が大きすぎるため、労働環境の改善にはつながりにくいのが実際のところ。解決課題は残されるものの、自動運転の試験走行を数多く実施し、なるべく早く導入することが肝要では・・。

都営、市営、民間のバス会社の減便、廃止は公共交通の崩壊を誘発しかねません。少子高齢化社会において公共交通の利用が少なくなることは人々の動きが抑えら、経済活動にもジワリ影響してくるのではないかと思います。都心部とはいえ、住民にとって生活に欠かせない交通手段ということは社会的にも大きな意義があります。社会的意義という側面から捉えれば、バス運営会社だけの問題ではなく住民、地域、私たちも一緒に取り組む必要があると思いました。


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by AKIO_TAKE | 2018-11-30 22:34 | look/gaze
だめですよー、守ってくださーい、禁じられてます!、みんなが迷惑しています、お願いしますetc
地域のごみ置き場でよく見かける看板と書かれている依頼の数々の言葉。地域事情も色々なので呼びかける注意喚起の表記も様々。

禁止や依頼をベースにした看板を見かけるたびに、なんとかルールを守って欲しいと思いながらマジックを走られている様子が目に浮かびます。注意喚起だからかどうかはわかりませんが、ごみ置き場は、ほぼ禁止や依頼をベースにした看板が掲示されています。

一方で「感謝」「お礼」の文言を見かける看板を見かけることもあります。
「皆さんの分別のおかげできれいな街と評判です。ご協力ありがとうございます。」
「分別してくれてありがとう」
「ルールをまもってくださり、感謝します」などなど

また、分別やルールを守ることで具体的な効果を知らせる看板もあります。
「生ごみの水切りのおかけで汚水がこぼれず、匂いのない環境が守られています。ありがとうございます」
「収集している方たちより・・収集作業がはかどる置き場です。分別の協力、ありがとうございます」
「作業員の方へ、分別に不具合がありましたら町内会までお知らせください」などなど

人は、ダメとか注意されると素直になれないもの。町内単位、または町内の組み単位でごみ置き場の看板を「お礼」「感謝」の言葉で埋め尽くしたらどうなるのだろう。そんな社会実験もしてみようか。

※写真はたまたま見かけた看板です。当該町内と投稿は一切関係ありません。

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by AKIO_TAKE | 2018-11-16 11:07 | look/gaze
商店街の協同組合が行うイベントや事業に、なにかと協力してくださる事業者・個人のみなさま。一緒に地域の事業を盛り上げ、支えてくださる大切なパートナーです。さて、ビジネスマナーも時代背景と共に変化していく。ベースとなるマナーもAI時代の到来が近づくにつれ、これまであまり経験してこなかったケースも増えてくると思います。

例えば、打ち合わせ時などはお越しいただく事業者の方よりも早く、待ち合わせ場所に行ってお迎えすることは基本ではないかと考えています。商店街組合の役職者は個人・家族経営店舗の方が多いので、なかなかお店を出ることができないという事情も理解できます。そして、お越しくださる事業者の方たちも、そうしたこちらの事情も認識してくださっています。
しかし、事業パートナーとして対価をお支払いをするとは言え、お客様・パートナーとしてお迎えする訳ですから先に待ち合わせ場所にて待機する、という気構えは大切だし、そうした対応の積み重ねが信用を積み上げていくのだと思います(これまでは・・)。また、名刺を持ち合わせていなくともお客様が「私は○○の○○です」と自己紹介されたら、同じようにお返しするのが礼節を保てる唯一の作法です(これまでは・・)。挨拶もそこそこに、商談しやすい雰囲気作りもそこそこに、SNS時代とは言え、まだいきなり本題となればお客様もビックリされてしまうのでは、とヒヤヒヤすることもあり。

最近の挨拶をするとか、お迎えするとか、礼節の必要性など、そうしたことに意味を見出す価値がないとする風潮や考え方に戸惑いつつも、今後のAI時代を見据え、新たに加わる、または変化していくビジネススタイルのひとつと捉えて、改めて学び直しの日々です。

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by AKIO_TAKE | 2018-10-23 23:06 | look/gaze

人の心が変わらないと

「心が伴っていないで改革をするのなら、オリンピックパラリンピックが終わった後にそこで終わってしまうかな。お金をかけるのもよいが人の心を変えないとダメかなと思う」。ハッとする、とても共感する言葉でした。

今夕のNHKニュースで、電動車いすを使っている女性がユニバーサルデザインタクシーに乗車拒否をされた時のことを振り返ってつぶやいた言葉です。ユニバーサルデザインタクシーとは車いすを利用する障害者や高齢者、ベビーカーを利用する親子などが乗りやすいタクシーのこと。障害者や高齢者でも乗りやすいよう通常よりもドアが大きく車内のスペースも広く作られたタクシーで、国がタクシー会社に購入のための最大60万円の補助金を出すなどして導入を進めています。

ユニバーサルデザインタクシー詳細→http://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/jidou_koutu/tabi2/ud-taxi/index.html

たしかに最近、ワゴンまではいかないけれど背丈のたかいタクシーを見かけることが多くなりました。
乗車を断ったタクシー会社をNHKが取材したところ、運転手の対応が不適切だったとしてお客様に謝罪に意を表し、運転手の研修を増やす努力をしていきたい、と答えていました。車いすの乗降を安全に行うにはトヨタ自動車の動画(https://toyota.jp/jpntaxi/#)を見ても、事前の研修がとても重要であることがうかがえます。鉄道でも駅員さんがスロープを手際よく取り付けて電車から乗降させている光景をよく見かけます。ただ、電車のホームと比較して一般道路での乗降は段差や傾斜が様々なので、運転手さんの現場に合わせた良質な対応がより普及のために必要となるのでは、と思います。

実際にユニバーサルデザインタクシーを利用したことがないので、これ以上のコメントはできませんが、冒頭の言葉はこの件に限らず「そうだよなー」と深く印象に残りました。人の心なんて、そんな簡単に変わらないから制度・仕組みで社会を変えていくしかないんだ、という論調が占有する現代。
今夜は、「こころのごちそう/鈴木信夫著 https://blog.goo.ne.jp/suzukinobuo0502 」を読み直して、優しい社会について考えてみようと思います。


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by AKIO_TAKE | 2018-10-20 22:22 | look/gaze

示唆

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久しぶりの更新で恐縮です
先の台風がもたらした「塩害」、街路樹でも写真のような状態をよく見かけます。開花の成長を抑制するホルモンが「塩害」と思われる要因で、葉が落ちたり枯れたりして抑制機能が失われ、桜が咲いてしまっているというニュースが流れていましたね。びっくりです。
地球温暖化の影響とは決めつけられずとも、あきらかに極端な気象状況が増え、それによって災害規模も巨大化しています、それも世界各地で・・。
ライフラインの老朽化も進む中、インフラの寸断や故障は生命の危機にも大きくかかわります。

そういえば来年は統一地方選挙です。来春は災害だけではなく、医療、福祉、教育のあらゆる生活分野において私たちが納めた税金を適切に配分・活用できる人材を精査、投票し、選ばなければなりません。ナチュラル・ハザード(自然現象による危機)の多くは、地震は津波を、干ばつは飢餓を引き起こすように、連続的に次の災害を誘発します。
塩害は直ちに影響が表れるのではなく、数日してからその深刻さを現出します。災害には備えが必要とされるように、私たちの納めた税金が連続的にムダに使われないよう、2023年の統一選挙までを想像しながら投票に臨むことが必要なのではないかと、ここ数日の街路樹は身をもって私に示唆しているように思えます。
実際のところ、投票とその後の結びつきにおいてまでを想像するのは面倒だし、どうなるかわからない。けれど、気象の変化によって自然界のバランスが崩れやすくなっているということは、自然界の一部である人類の思考バランスをも崩したり、極端な行動を促しかねない。それ故に、考えても仕方ないとあきらめていたことを改めて問い直してほしい、というメッセージを街の樹木たちが発信してくれていると受け止めています。


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by AKIO_TAKE | 2018-10-17 21:46 | look/gaze