カテゴリ:防災( 93 )

街の変化と防災活動

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「消防団とは、普段は本業の仕事を持ちながら、火災発生時における消火活動、地震や風水害といった大規模災害発生時における救助・救出活動、警戒巡視、避難誘導、災害防ぎょ活動などを行う市町村の消防機関の一つです。また、災害発生時だけでなく、平常時においても、訓練のほか、応急手当の普及指導、住宅への防火指導、特別警戒、広報活動など、地域における消防力・防災力の向上や地域コミュニティの維持・振興において重要な役割を担っています。(横浜市消防局より抜粋)」

というわけで、昨晩は消防団の分団会議と消防用ホースの延長、結合そして撤収の訓練をしました。
横浜市は18の行政区がありますが中区を除く17区は各区を管轄する消防団として活動し、中区は伊勢佐木・加賀町・山手と3つの区域に分けているので現在横浜市には20の消防団があります。私は加賀町消防団第2分団(関内※)に所属しています。

現在の横浜市役所を担当区域とする第2分団は横浜の行政やビジネスの中心地であり、華やかな飲食の街として知られていましたが、近年はその特徴を残しながらも居住者も増えて街の様相も変わり始めて久しいです。20年前と比較して火災の発生件数も減少していますが、それは夜の街としての活況具合がだいぶ落ち着いていることに比例しているように感じます。建物にも寿命があるように、街だっていつまでも同じ状態が未来永劫続くわけではありません。消防団という視点からみても年末の警備の街の様子や活動区域で開催される行事の参加者、観覧者数の変化は顕著です。

居住者が増えているとはいえ、では新たにこの街に暮らす方が地域活動を行っている消防団に入団してくれるのかと言えば、やはり世の中はそんなに甘いものではなく、(一応定員があるので)各消防団に課されている充足数を満たすだけでも一苦労。担当分団区域に居住していなくても、勤務地があれば勤務団員として加入できますが、そうした方たちが活動しやすい環境施策を整備したり、冒頭に紹介した消防団の定義や企業とのかかわり方について色々と試行錯誤してみる課題が残されているのが現状です。街の様相も変化していくわけですから、(特に都心部の)消防団の活動について工夫が求められていると思います。

関内※→中区の区域のうち、 相生町、太田町、尾上町、海岸通、北仲通、新港一丁目、新港二丁目、住吉町、常盤町、日本大通、弁天通、本町、真砂町、港町、南仲通、元浜町、横浜公園

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by AKIO_TAKE | 2018-07-14 14:47 | 防災

せつない

私が住まう場所から徒歩30分圏内では高層マンションやビルの建設ラッシュ。
この度の災害で街の再建が危ぶまれる中、必死に復旧活動をする街の人々の様子を聞くたびに、なんともクレーンタワーがせつなく映ってしまいます。

被災された皆様、どうか心を強くお持ちいただき、一日も早い復旧と、皆様が日常の生活に戻れるよう、お祈りしております。今は何のお手伝いもできず、歯がゆい思いです。


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by AKIO_TAKE | 2018-07-13 17:51 | 防災

心痛をこえて

西日本豪雨の被災地では深刻な水不足がおきています。自然災害には必ずついてまわる水不足。生活用水、トイレの洗浄水など梅雨明けしたばかりの高温に衛生状況が気になります。計り知れない不安を抱えて頑張っている被災地の皆さんの1日もはやい健康回復を祈りつつ、好天が続く横浜でもできること、すべきことはあります。直接的な支援がいまはできなくても、あすは我が身と捉え、被災地の皆さんが直面している現状を知り、自分事として知識・知恵を蓄えることはできます。

人には想像する力が備わっています。折角持ち合わせている力ですから大いに活用した方が良いはずです。そうした活用をすること自体が被災者皆様へのお見舞いにもなりますし、災害に強い人材育成にもつながると思います。

避難所におけるトイレの確保・ガイドライン ↓
http://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/1604hinanjo_toilet_guideline.pdf
災害時のトイレ ↓
https://www.facebook.com/saigaizinotoile/

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by AKIO_TAKE | 2018-07-12 11:56 | 防災

防災を高める習慣行動

埋め立て地の横浜臨海部。
地形の確認や災害時の身の安全を確保できるよう、避難誘導板に気づいたら立ち止まって確認してみる。防災を高める行動が習慣となるように、わずかな時間でも視線を向け、意識の中に取り込むようにしています。


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by AKIO_TAKE | 2018-07-11 22:26 | 防災

避難と生活情報

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SNSから届く画に言葉を失います
どうか1日もはやく水や必要物資が届きますように
避難と生活情報 https://news.yahoo.co.jp/story/1009



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by AKIO_TAKE | 2018-07-10 21:38 | 防災

救急リスク-2

昨今、データサイエンスを用いて将来の予測データが綴られた書籍やインターネット記事を多く見かけます。データを取り扱うシステム精度が向上し、過去と未来の予測を掛け合わせて、様々なシュミレーションが可能となりました。救急の分野でも将来予測をしています。他の分野同様に少子高齢化社会を反映した救急需要を予測して今から対策を構築しておくとことは良い事ですね。

同時に、日々増えていく高層マンションやイベントに、中区に住まう者としては結構ヒビっています。救急の発生場所が横浜市内では高層を含めた住宅が60%を占め、そのうち2階以下が36%の割合です。中区は住宅の発生順位は公衆出入りの場所に次いで2番目の38%で2階以下で17%。つまり今日現在でも3階以上の高層住宅での発生が多く、そして建ち続ける高層マンションはこの比率を押し上げていくことになります。したがって、長さ・幅の広がりの2つの座標で活動を行う二次元救急から縦・横・高さの3つの座標で活動を行う三次元救急等、救急活動もより多様化されていくことが予想できます。今後は救急の多様化にも出動回数の増加にも対応できるよう、救急隊数を増やし、ICTの活用度合いを高めて出動や搬送の時間短縮を目指していくことになるそうです。

またイベント数の増加は居住者として気がかりです。経済の活性化、商売繁盛、賑わい創出という良いことづくめの理由で開催数がうなぎのぼりの各種イベント。たしかに開催理由は頷けるものの住民視点からはイベントの開催時はかなりドキドキハラハラな時間帯となります。自分、或いは家族の誰かが救急要請を必要としたとき、道路の通行止めや迂回、街中にあふれる人々の壁に搬送時間が長くなったり、今の時期であれば同時多発的に発生する熱中症者の搬送に救急自体がパンクしてしまうことも無いとは言い切れません。中区やみなとみらい地区を抱える西区に住まうということは、そうした生活環境下なのだということも自覚しておくことが緊急の際の行動に活かされるのではないでしょうか。

他方、イベント主催者の立場でも中区や西区での開催は、周辺でどれくらいのイベントが開催されているかを承知しておくことが求められます。現在はインターネット上で提供されるイベント情報を見ながら確認していますが、消防という行政が一目でわかるイベント情報の提供ページを作成することは、イベント主催者のみならず、中区や西区に住まう住民サービスのひとつになるのではと、昨日の会でも意見を述べさせていただきました。
事実、過去に熱中症で多くの人が近隣の病院に運び込まれたとき、病院側は「一体、何が起きているんだ」と職員を現地まで行かせて状況確認をすることもあったと伺っています。

消防はじめ、行政機関が色々と「このようなサービスがあります」と立案・実施してくれるのはありがたいのですが、生活が多様化している現在では施策数も増えてしまい、かつ、近似的になります。結果、どのサービスを利用したらよいのか、そのサービスを利用したらどうなるのかという肝心の施策の出口まで意識が届く前に思考がダウンしてしまいます。間口は広いので利用してみるものの、中に入ってみたら出口がわからず右往左往してしまう・・そうなるのがイヤなので行政サービスに及び腰になっている高齢者もいらっしゃいます。

福祉は「人」です。「医療」も人です。
救命救急のみなさん、病院・福祉施設のみなさん、施設で配膳や調理に苦労されている皆さん・・救急リスクの高まる社会に活躍が期待されている方々にもっと光があたるように、働き続けられるように、そういう環境づくりに協力していたいと思います。

※数値は速報値及び武松調べなので横浜市の正式発表と異なる場合もあります。

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by AKIO_TAKE | 2018-07-07 17:15 | 防災

救急リスク-1

昨年度の救急件数が18万件を超え、過去最高を記録した横浜市。
この状況を踏まえて中区の救急需要対策意見交換会が行われ、参加させていただきました。横浜市は18の行政区に分けられており地域によって救急の発生要件や需要も異なります。特に中区は昼間の人口が夜間人口の1.6倍と市内で2位の高い人口比率であり、そして対人口外国人割合は市内トップの11%と地域事情が少し特殊です。

人口に昼夜間人口比率をかけると約24万人、そして平均観光集客数をプラスすると昼間の時間帯の救急は概ね25万人の対策をすることになります。そして、救急の発生場所がホテル・飲食店・病院・駅構内と公衆出入りの場所が西区に次いで2番目に多いのが特徴です。夏休みを控え、観光客も一段と増えることが予想されます。
最近の救急要請の変化のひとつに119番通報の回線種別で携帯電話が従来の固定電話と同じくらいの割合になっている、ということが挙げられます。救急要請するの際、まずは救急車に来てもらう場所、すなわち住所や目印となる建物などを知らせることが何より重要です。容態やけがの度合いなどを知らせるのは、その後です。携帯電話からだと受信する消防署では位置情報がつかめず、出動までのタイムロスを生じさせていしまうことが懸念されます。

知らない土地での救急要請はとかくあせってしまうものですが、観光先の宿泊施設の情報はメモとして携帯しておくことや、日常の中でも救急の際に的確に所在場所を知らせるイメージトレーニングをしておくことも、自分が救急要請をする場面に遭遇した時に役立つと思います。
※数値は速報値及び武松調べなので横浜市の正式発表と異なる場合もあります。


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by AKIO_TAKE | 2018-07-06 22:12 | 防災

お見舞い申し上げます

大阪で18日の朝7時58分に震度6弱の地震が観測されました。17時30分頃の報道では死者3名、けが人200名と、やはり時間がたってくると震度6弱の揺れは被害なしでは済まない自然災害だとわかります。大きな揺れを観測した場所は都心部でもあり、高齢で一人暮らしの方も多いかと推測されます。こわくて動けない方が入らっしゃるのではと思います。ぜひご近所で一声かけて無事が確認されますように。
熊本地震の発生を受けて周辺に存在する活断層の発表は積極的に行っていくことになっていますので、横浜・関東圏にお住まいの方で大阪や関西地方に親戚、実家、お仕事先などご縁のある方は気象庁のホームページに掲載されている「活断層の地震に備える」を一読されておくのも備えの一つになると思います。

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by AKIO_TAKE | 2018-06-18 17:59 | 防災

いつも想定外

九州では予期せぬ土砂崩れが発生し、今も行方の分からない方がいらっしゃいます。一刻も早く救助されますようにと、願うばかりです。
災害が発生するたびに、それを教訓にしたり想定しながら備えるのですが、災害はいつも「新たな顔」で襲ってきます。進化するのはロポットやAIだけじゃないのですね。

故に、機会があれば様々な視点からわが町を学ぶことを忘れてはならないのです。人の手が入っていない山や川でも経年で風化するように、人工物の橋や下水管も経年劣化で突然破損することも想定できます。できれば考えたくないというのが本音ですが、新たな顔で襲ってくるということは、こちらはいつも初体験という状況下に置かれて対応することを覚悟しなければなりません。
地域の街並み形成を読み解き、「へぇ~そうだったんだ」と感心しながら、形成のプロセスからわが町の長所・弱点を知り尽くして防災活動にも役立てたいと思います。


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by AKIO_TAKE | 2018-04-13 17:25 | 防災

震災の中で見つけた夢

社会福祉士を目指す大学生
小学校6年生の時、宮城県東松島市で被災。津波で友達も失ってしまった。
子どもでも何か手伝えることが有ると嬉しい、と避難所の生活でもこども達も市民の一人であることを大人のみなさんに伝えていきたい。

2011年3月9日、震度4の地震で机の下に潜り込むことができたので、2日後も同じように机の下にサッと入れた。ただ、揺れの大きさと長さはメッチャ凄いし、教卓台は教室の端から端を往復しているし、と2011年3月11日を振り返る高校2年生。震災当時は小学校4年。

昨日、2016年から東松島市の同世代の女子グループで語り部をしている二人のお話を聞く機会がありました。震災で友人を失くし、また、両親と妹になるはずだった家族を失くした友人もいた。経験した人が伝えていかなければと語り部をはじめたそうです。

想像もできない辛い経験をして、家も友人も失い、でも経験したからこそ伝えられるという言葉には感服します。ひとつひとつの言葉は力強く、聴く側が想像しやすいように放たれる言葉は素晴らしかったです。

話のみならず、避難所ではお弁当が足りなくなってしまうことがあり、その時、どうやって平等に配れるのかというショートワークショップも披露し、その手際よさと明快さにビックリ。小学生の時の震災経験から、大人が仕切るよりこどもが仕切った方が良いこともある事例の紹介でしたが、確かにこども達が「はーい、これからお弁当を配りまーす」と茶目っ気たっぷりな仕切りの方が、はりつめた避難所の空気を少しでも和らげらるかもしれませんね。頼りにされると嬉しいのは、大人もこどもも同じです。

「こどもは大人とは違うことを見たり、感じたりしている」「メッチャ、溜めこんでいる」いう締めの言葉も感銘を受けました。被災時に大人だった方のお話も心に沁み込みますが、小学生・中学生の頃にした経験は大人の視点とは異なり、未知の世界に誘導してくれる学びの多い時間となりました。

辛い経験をしたからこそ、社会の役に立ちたい・・・震災の中で見つけた将来の夢は社会福祉士になること。見えている夢は、これだけ素晴らしい人を産み出してくれるのですね。


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by AKIO_TAKE | 2018-03-11 11:26 | 防災