カテゴリ:防災( 101 )

秋晴れ日曜日の午前中は大規模災害訓練。地震が発生、家屋は倒壊し住人が下敷きになっている、閉じ込められていることを想定した訓練と、20mの消防ホースを8本ほどつなげた遠距離送水放水訓練でした。家屋倒壊から救助する訓練ではチェーンソー・エンジンカッター・油圧切断カッター・ウィンチなどの資機材を用いて行います。この資機材、改良されていくこと自体はいいのですが、軽微な操作方法の変更や機器の配置が変更になって、時々「んっ?」と戸惑うことも・・。

消防団は市町村の消防機関の一つとして火災時の消火活動や災害時の救出活動、避難誘導の他、平常時では地域における消防力・防災力の向上や地域コミュニティの維持・振興において重要な役割も担っていて、その地域住民の方で組織されているケースが多いはずです。
また横浜市には、身近な小中学校を459か所(※1)を被災した住民の避難生活の場所や、住民による救助・救護活動の拠点と位置付け、小中学校に配備されている防災倉庫の資機材を取り扱うリーダーを要請する横浜防災ライセンス事業を平成15年から始めています。このリーダー達に資機材の取り扱いを教える指導員も、市民から募っており、私はこの指導員2期生の応募し、平成16年から3年間活動していました。事業が立ち上がった頃(※2)は市内18区から防災に関心ある市民が集まってきたので、他区の「地域事情・防災事情」も聴くことができ、地域という重要ワードをベースに、地域から横浜市までと広い防災視点を養うことができたと思います。

指導員として活動していたのはもう10年前。当時から比べると歴史ある消防団が取り扱う資機材とは異なっていることも多く、両方の地域防災組織に属していると資機材の操作に戸惑うこともありましたが、今はそれもだいぶ解消されてきています。いずれにしても、折角の防災資機材なので時間を見計らってとにかく触って慣れていくことが税金の有効活用につながりますし、軽微な機材変更にも対応できます。

そして、幾多の災害が教えてくれているように、震災に備えるとは日常から地域に共生力があるかないかということに集約されていると思うので、時間があれば、参加できれば、資機材を使いながら地域の方たちとの対話を重ねていきたいと思います。

(※1)平成30年10月現在 
(※2)現在は活動に参加できていないので、事業が立ち上がったころと表記しました。

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by AKIO_TAKE | 2018-11-11 17:32 | 防災

定期訓練

今夜は地元消防団の定期訓練で油圧切断機の点検、動作確認をチェック。
交通事故現場や、建物の倒壊など災害救助活動の障害になっている場合にこの「油圧切断機」を使って、金属等を切断、拡張します。
傘の骨、直径5㎝程のプラスチックパイプや鉄パイプなどを試しました。ブレード(刃)の根元や先っぽでも、切れ方・割れ方は異なるものです。現実的に私たち消防団が使うシーンは限られてきますが、どの程度の堅さや太さまで適用できるのか、取り扱う際の危険はどんなところにあるのか。そうしたことだけでもを知っておくことは大切なことだと、改めてリスク管理の意識共有をしました。


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by AKIO_TAKE | 2018-10-12 23:52 | 防災

一次トリアージ

大幅な救急出動大幅件数の増加によって、救急現場への到達時間や現場から搬送までにかかる時間もわずかなながら長くなっていて、横浜市は2019年をピークに人口減少に入るものの、2030 年の救急出場件数は24万件超(2015年の1.36倍)に達すると見込んでいます。現状の消防力で、大規模災害が横浜市で発生した時、同時多発的に発生する傷病者に対応することは困難である。それでも一人でも多くの市民を救済するにはどのように備えたら良いのか。その訓練(トリアージSTART法訓練)に昨日参加してきました。
トリアージSTART法については・・ここをクリック

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傷病者役それぞれにも、歩行不能とか簡単な指示に応じない、呼吸回数などが書かれたカードが配られ、声をかけながらトリアージを行い、ふるい分けの訓練をしました。1分を目標に4段階のどこに当てはまるかを判断するのですが、かなり難しいです。

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実際にたくさんの傷病者がいる現場を想像すると、本当にできるかなーと不安になりますが、10年ほど前から防災士や横浜市防災資機材取扱い指導員として学ばせてもらった経験から言うと、防災現場での救助は「一言を発する勇気と危険回避のための勇気ある判断」だと思っています。そして傷病者が多数発生するのは災害ばかりではなく、食中毒などの現場にも遭遇するかもしれません。様々なシーンを想像する力を鍛える事・・日々はこれに尽きます。

最後は首を負傷した方を救助するためのバックボード及びネックカラーの取扱い訓練を行って終了。これは難しい・・一度や二度の訓練では取り扱えないが、各消防分団に配備されるので、救助資機材のある場所を消防職員に伝えるだけでも大切な市民救助の役割だと思っています。

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by AKIO_TAKE | 2018-09-24 16:23 | 防災

枕もとの準備品

震災に備え、枕もとの靴を変えてみました。所謂、安全靴で、かっこよく言えば、カジュアルセーフティスニーカー笑 

材質はアッパー:合成皮革、ソール:合成ゴム、先芯:鋼鉄先芯 で質量は片足430g。

靴の中に突っ込んでいるのは手袋、そして靴下も入れておきます。激しい地震の後はタンスや様々なものが室内に散乱します。中には鋭利なものもありますから、素手・素足はご法度です。

...

スリッポンタイプの方が扱いやすいのですが、今回はがっちりタイプで準備してみよう思います。また、この赤いラインは避難所でもわかりやすいし、他の人からみても「あの赤いラインの入った靴の人」と特定されやすいので、混乱する現場で「私は、あの人はここ!」と存在が認知されやすいように。
それに普段履きでも、そんなに変じゃないかな・・と。合成の靴も履かないと劣化が早いですから。
深夜に家族を素早く助けるための準備を・・自分は無事である、という想定ですが。

その他、私の場合は枕もとに、お薬手帳とメガネケースに入れたメガネを置いています。お薬手帳には震災後の生活に必要な個人情報が記載されていますし、視力が悪いのでメガネも後々の生活には不可欠。準備するものは人それぞれですが、私にとって震災後の暮らしに必要なものとして準備しています。

靴は島忠ホームズで2,980円(税込)。ネットの方が安いけれど靴は履いてみないとわからないので、いつも店頭で選ぶようにしています。地味ぃーな投稿で恐縮。


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by AKIO_TAKE | 2018-09-17 18:43 | 防災

定期訓練

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今夜は地元消防団の定期訓練。機材の中でも機械ものは時々触って動かしてあげないと、イザのときにストライキを起こされては困る・・ということで今夜はチェーンソーの点検、動作確認を行いながら消防団員の基礎的諸能力も同時に確認。先の台風21号の烈風による樹木の倒壊で発生する通行支障を復旧させるには欠かせないチェーンソー。今日は切断の訓練まではしませんが、エンジンをかけ、うなりを上げるチェーンソーの取り扱いは気が引き締まります。税金で配備されている防災資機材品、きちんと、いつでも使えるように、これからも訓練を続けていきたいと思います。


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by AKIO_TAKE | 2018-09-14 23:52 | 防災

防災ソフト面を充実する

毎年、9月第一日曜日は恒例の防災訓練に消防団員として参加。今年も所属する分団の防災拠点である小学校で開催されました。朝から、あいにくの雨でしたが10時30分頃には雨も収まり、無事終了。
今年も日本各地では自然災害の被害を多くうけています。救助や復旧のために、地元の消防隊、警察だけでは対応できない被害の大きい災害が増えています。地元消防団やボランティアの皆さんの協力を得ても、残念なことながら遅々として進まない地域もまだあります。

今年は災害レベルの危険な暑さと形容された夏となりました。
先般の西日本豪雨の際にも、消防隊の方たちが水分補給のため、コンビニやスーパーに立ち寄りペットボトル飲料を購入した、その様子を見て消防隊が制服のまま店舗へ入店して飲料を購入するのはいかがなものか、というクレームもあったとか。そうした事例もあり、数年前から消防団も制服のまま飲食店舗の出入りや飲食そのものも禁止されています。(かつては制服のまま、飲酒・・なんてこともあったようなので、そこは咎められても弁解のしようがないですが。) そして、公共交通の利用もできれば避けるようにと言われています。

ただ、今朝は傘がないとじっとり濡れそうなの雨だったので、やむなく市営バスを利用しました。空席もありましたが市当局にクレームが入ってはいけないと座ることは控えました。乗客の中には「なんで座らないんだ?」と思う人もいるでしょうし、バスの運転手さんも安全の為にも座ってほしいと思っているだろうな・・とか、そんなことを考えながら訓練に向かうのは、あまり精神的にもよろしくないなと思いつつ・・・。テレビを見れば分断をあおるような番組に数値や統計のテキトーさを認識させられることも多く、そして、なんで悶々としてバスに乗らなきゃならないんだ!と、世知辛い社会だなぁー(笑) 公共交通の利用も控えなければならないので、雨天・荒天時に行われる訓練に向かう装備を買わなきゃいけないかな。あー出費がかさむぜ(苦笑)

軽口ともかく、防災対策の目に見えるハード面(防火扉、非常用発電機、備蓄食料等)と併せ、いざというときの目に見ないソフト面(防災教育、避難訓練、啓発稼働)は、機会を逃さず参加して経験を積むこと、これに尽きます。

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ガスボンベ仕様の発電機 これ便利ですね
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組み立てトイレ あいかわらず、むずかしい
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カレー、おいしくいただきました!
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包装紙も水に溶ける素材です
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ごはんを炊く / 消火用バケツも配備
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おかれさまでした、訓練のご褒美!



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by AKIO_TAKE | 2018-09-02 15:34 | 防災

天を仰ぐ

未だ台風12号の警戒が必要とされるものの、全国的に猛暑となりそうな1日。
西日本豪雨に見舞われた地では多くのボランティアの方も駆けつけ、暑さに負けず復旧作業が続いています。この度の被害は広範囲かつ山間の過疎地とされるところも打撃を受けています。ゆえに、日々復旧作業にも携わっている方からの知らせに「やはり、そうか」というなんとも言い知れぬ胸騒ぎが晴れません。

高齢者の住人の方に「これ、どこに置きますかー」と声をかけるも、返事がない。あらためて問いかけるも反応が乏しい・・過酷な暑さに加え、自身の高齢という事実と先の見えない現状に、放心状態にちかい高齢者に遭遇することがあるそうです。

「この街はもつのだろうか」・・・そうつぶやくお年寄りが抱く住み慣れた地への不安、横浜に居る私にはその不安を推し量ることができません。いまは、ただただ天を仰ぐしかできません。そして過疎地だから、という他人事では終わらない「現実」は横浜では眠ったままです。



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※写真は被災地ではありません。


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by AKIO_TAKE | 2018-07-31 10:29 | 防災
先日、9月に行われる防災訓練の準備会議に参加しました。内容を少しづつ変えながら毎年恒例となっている訓練なので、良くも悪くも手慣れたという印象が残る会議です。昨年は見送られた、災害時のペット対策の啓発活動を今年は実施するとのこと。先の西日本豪雨の避難所でも、被災された方がペットを連れてこられて一時飼育場所や体育館当の屋内への受け入れについてトラブルになっているケースもあるそうです。

高齢化や単身世帯・核家族化の増加でペットを飼われる方が増えています。横浜で自然災害が発生した後の避難所におけるペットの一時飼育場所はやはりきちんと決めておくことが必要です。370万人余の人口に比例して、避難所に来られる方は相当数に上ると想定されます。会議に出席していて気になったのが市職員の方の対応でした。対応が悪いとかそんなことではなく、もっと積極的に言い切っても良いのになぁと思いました。職務上、市民全体に対応しなければならないので物言いが中途半端になったり、お願い調になってしまうところは致し方ないと差し引いても、やっぱり市民の安全、財産を守ってくださる職に就いているので、積極的に、強い口調でお願いをしても良いのではと、特に防災関連の会議では感じるところです。

緊急性と緊張感が最大の時に、どうやって市民・市職員の命や身の安全を守っていくのか・・市民も行政も、災害時を想定してというのなら、例えば「命令調で大声を出す」とか「ペット一時飼育場所を決めるのに期限を求める」とか、非日常を訓練でつくりだしてもいいんじゃないかと思います。(実際に行っている地域はあります)。こうした訓練に参加するのは地域の高齢者の方が多いので大声を出すというのは難しい事、という一面もありますが事前通知をして心の準備をしてもらって実施すればよいと思います。

また人が飼育しているペットばかりではなく、地中で暮らす生き物たちも横浜の都心部では多いし、災害発生後の生き物対策もかなりの労力が必要です。(いざとなればペット愛好家の皆さんの結束力で対応できると思う反面、専門家と言われる方が少ない分野ではないかと思っています。間違っていたらご指摘ください!)
災害時は平時の視界に映っているところばかりではなく、全くのノーマークの出来事が目前で起きるものです。

公務員の職も多種多様ですから一括りにしてはいけないと思いながら、しかし、これだけ自然災害が発生しているので、より本来の業務である市民の安全、財産を守る仕事に力を注ぐべきでは、と望みたいところです。高尚な仕事に就いていらっしゃるわけで、例えばイベントの企画立案及び開催など民間で開催できる施策などはもう民間に任せてしまい、業務(事業)の優先順位を明確にする見直しが急務ではないかと・・民間企業の、財務もかつてほど豊かな状況が想定できない中で人材の確保や育成に躍起になっている様相は行政にもあてはまってくると思います。

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by AKIO_TAKE | 2018-07-22 11:21 | 防災

街の変化と防災活動

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「消防団とは、普段は本業の仕事を持ちながら、火災発生時における消火活動、地震や風水害といった大規模災害発生時における救助・救出活動、警戒巡視、避難誘導、災害防ぎょ活動などを行う市町村の消防機関の一つです。また、災害発生時だけでなく、平常時においても、訓練のほか、応急手当の普及指導、住宅への防火指導、特別警戒、広報活動など、地域における消防力・防災力の向上や地域コミュニティの維持・振興において重要な役割を担っています。(横浜市消防局より抜粋)」

というわけで、昨晩は消防団の分団会議と消防用ホースの延長、結合そして撤収の訓練をしました。
横浜市は18の行政区がありますが中区を除く17区は各区を管轄する消防団として活動し、中区は伊勢佐木・加賀町・山手と3つの区域に分けているので現在横浜市には20の消防団があります。私は加賀町消防団第2分団(関内※)に所属しています。

現在の横浜市役所を担当区域とする第2分団は横浜の行政やビジネスの中心地であり、華やかな飲食の街として知られていましたが、近年はその特徴を残しながらも居住者も増えて街の様相も変わり始めて久しいです。20年前と比較して火災の発生件数も減少していますが、それは夜の街としての活況具合がだいぶ落ち着いていることに比例しているように感じます。建物にも寿命があるように、街だっていつまでも同じ状態が未来永劫続くわけではありません。消防団という視点からみても年末の警備の街の様子や活動区域で開催される行事の参加者、観覧者数の変化は顕著です。

居住者が増えているとはいえ、では新たにこの街に暮らす方が地域活動を行っている消防団に入団してくれるのかと言えば、やはり世の中はそんなに甘いものではなく、(一応定員があるので)各消防団に課されている充足数を満たすだけでも一苦労。担当分団区域に居住していなくても、勤務地があれば勤務団員として加入できますが、そうした方たちが活動しやすい環境施策を整備したり、冒頭に紹介した消防団の定義や企業とのかかわり方について色々と試行錯誤してみる課題が残されているのが現状です。街の様相も変化していくわけですから、(特に都心部の)消防団の活動について工夫が求められていると思います。

関内※→中区の区域のうち、 相生町、太田町、尾上町、海岸通、北仲通、新港一丁目、新港二丁目、住吉町、常盤町、日本大通、弁天通、本町、真砂町、港町、南仲通、元浜町、横浜公園

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by AKIO_TAKE | 2018-07-14 14:47 | 防災

せつない

私が住まう場所から徒歩30分圏内では高層マンションやビルの建設ラッシュ。
この度の災害で街の再建が危ぶまれる中、必死に復旧活動をする街の人々の様子を聞くたびに、なんともクレーンタワーがせつなく映ってしまいます。

被災された皆様、どうか心を強くお持ちいただき、一日も早い復旧と、皆様が日常の生活に戻れるよう、お祈りしております。今は何のお手伝いもできず、歯がゆい思いです。


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by AKIO_TAKE | 2018-07-13 17:51 | 防災